「桜を見る会」はギャラ飲みだった⁉ 招待著名人への出演料支払い疑惑が浮上
#安倍晋三 #桜を見る会
在職日数が歴代トップとなった安倍晋三首相が窮地に立たされている。首相が主催する「桜を見る会」について、安倍首相の後援会関係者が多数招待され、与党自民党の「枠」が大量に設けられていたことが発覚。参加費5,000円という破格の値段で名門ホテルのニューオータニで飲み食いできるという「前夜祭」の内容も問題視され、公職選挙法違反の疑いも指摘されているのだ。
「『桜を見る会』については、政府関係者以外に、私人である昭恵夫人の推薦枠まであることも明らかになり、首相の身内びいきの体質がもろに出た格好。野党は、安倍首相が自身の支持者への接待や政権の力を誇示する場と化していた会の実態を今後も徹底追及する構えで、問題はさらに長引きそうな気配だ」(大手紙記者)
20日には、参院本会議での答弁で安倍首相がこれまで否定していた招待客の人選への関与を認めた。推薦枠は1,000人規模に達していたとされ、「私物化」の構図がさらに浮き彫りになった。
そんな中、この会をめぐって、さらなる疑惑が取り沙汰されている。
「そもそもこの問題が注目されるようになったのは、会の予算が安倍政権になった2014年以降に急増していたことが問題視されたのがきっかけ。従来は2,000万円未満だった予算が来年度要求額で5,000万円超にまで膨れ上がったのに至り、ついに大炎上した。その原因として一部で取り沙汰されているのが、招待された芸能人にギャラが支払われていたのではないか、という疑惑です」(週刊誌記者)
安倍政権になってから、「桜を見る会」に多くの芸能人が登場し、安倍首相と和気あいあいとした雰囲気で写真に収まるのが恒例行事のようになっているのは、衆目の一致するところだ。
そのメンツの中には、AKB48やももいろクローバーZといったアイドルの姿もあるが、人気者が参加する背景に「出演料」が介在している疑いがあるというのだ。
「永田町界隈で、自民党系の外郭団体に、芸能人の手配を請け負う人物がいるという話が拡散している。芸能人にもランクがあり、その人気などに応じて『ギャラなし』と『ギャラあり』とで分けられているという話です。官邸側からオーダーを受けて芸能人を手配することもあるとされ、このギャラの支払いが膨れ上がったために予算がオーバーしたのではないかというのです」(同)
現在、この疑惑は複数の週刊誌が追っているといわれ、新たな問題に発展する可能性をはらんでいる。今後の展開からますます目が離せなくなりそうだ。
(文=木島洋三)
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