浦和レッズ、アジア制覇に黄色信号! アルヒラルに痛恨の敗戦、戦犯は誰?
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アウェイの地、サウジアラビアで行われたAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦でアルヒラルに0-1で敗れた浦和レッズ。ホームで行われる第2戦に2点差以上で勝利すれば文句なしに優勝となるのだが、今回の敗戦は痛恨だとサッカーライターは明かす。
「今季の浦和レッズは、J1リーグ戦で31点しか奪えていない。これはワースト3に入る数字です。そんな攻撃力のなさでもACLを勝ち進めたのは、耐えに耐えてカウンター一発で得点してきたから。第2戦、アルヒラルは得点を奪う必要がないので、前に出てこない。カウンターしか策のない浦和がアクションを起こし、得点を取れるか微妙すぎます」
確かに第1戦は、立ち上がりからアルヒラルに8割ボールを持たれながらも、17分には関根が決定的なシュートを放つ。このゴールが決まっていれば、いつものパターンに持ち込めたかもしれない。しかし、いつものカウンター一発が決まらないと、後半は防戦一方に。60分にアルヒラルに先制点を奪われてからは、シュートチャンスどころか、攻撃もままならなかった。得点を奪えないことよりも、ゴールを守れなかったことのほうが問題といえるかもしれない。では、今までは耐えてきた守備陣が、なぜこの試合では完封できなかったのか?
「ゴールシーンを見れば一目瞭然ですが、GKの判断ミスです。日本はGKに優しいところがあり、失点をGKのミスとして糾弾しない風潮があります。以前はGKを厳しく批評するメディアもありましたが、日本が初のワールドカップ出場をつかんだ1998年頃に、川口能活氏が旧知のライターにGK批判記事への激しい不満をぶつけ、それをファンが支持したこともあり、メディアも弱腰になっている。批判が必要というわけではなく、厳しい批評の目にさらされてプレーすることで、プレッシャーに耐えられるようになる。ポジションは違いますが、本田圭佑が最たる例ですよね」(同)
確かに、J1リーグのGKは外国人に頼っているのが現状だ。1億円を超える年俸を手にしている名古屋グランパスのミチェル・ランゲラック、川崎フロンターレのチョン・ソンリョン、セレッソ大阪のキム・ジンヒョンをはじめ、3分の1以上のJ1チームのGKが外国籍選手である。そういった状況だけを見れば、日本人GKのレベルが下がっているのは、甘い空気に慣れたからともいえるかもしれない。
第1戦敗戦後、GK福島春樹は「予測不足で僕の判断ミス。経験も足りなかった。どっしり構えれば失点は防げた」と自戒も含め、ミスを認めている。選手に厳しい舞台での経験を積ませるためにも、メディアは厳しく批評すべきだろう。
(文=TV Jorunal編集部)
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