森田健作千葉県知事のグダグダ会見に「舛添要一のデジャヴュ?」で政治生命の危機
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快進撃を続ける”文春砲”が次にロックオンしたのは森田健作千葉県知事だった。
「『週刊文春』(文藝春秋)は、9月に台風15号が千葉県を直撃した際、森田知事が別荘に出かけていた疑惑を、早い段階でつかんでいました。しかし菅原一秀経産相、河井克行法相のスキャンダル報道に忙殺され、一旦お蔵入りに。その後、公用車の走行記録を情報公開請求によって入手できたことで、報道に踏み切りました。実はETC記録では、県庁から30キロ離れた森田知事の別荘近くのインターチェンジで降りたことしかわからず、県は『コンビニで知事を公用車から降ろし、その後、知事は自分の車で視察した』と答えていたために、文春としては、別荘に行った確証がなかったそうです」(千葉県担当記者)
ところが文春発売日の11月7日に開かれた定例会見で、森田氏自ら別荘に行ったことを認めたのだから、飛んで火に入るなんとやら。
もっとも森田氏は別荘を「自宅」と”訂正”し「公用車で帰宅し、運転手付きの自家用車に乗り換えて、車内から30~40分視察した」と抗弁したが、どうにも無理があった。
「9月8日の段階で気象庁は『一気に世界が変わって猛烈な風や雨となる』と異例の表現で注意喚起。多くの自治体が翌9日に災害対策本部を設置しましたが、千葉県は10日午前になってからで、森田氏の対応の遅さが批判されました。森田氏は10日に別荘に行きましたが、ガーデニングが趣味だけに、自分の”作品”たちに損傷がなかったか確認したかったのでしょう。それを素直に謝罪すれば済んだものを、『視察』と明言したためにメディアに付け入る隙をつくってしまった」(同前)
さらに「これが私の政治スタイル」と熱い発言が飛び出し、水を飲む際のコップがわなわなと震えるものだから、往年のスターとあって絵にならないわけはなかった。
この会見にはワイドショーのレポーターも大挙して訪れていたが、その多くが既視感を覚えたに違いない。2016年6月の舛添要一氏の都知事辞任劇である。週刊誌記者が解説する。
「2016年は、ベッキー不倫、甘利明経済再生担当相の口利き疑惑報道などで『文春砲』の名が確立された年で、舛添氏が公用車で神奈川県・湯河原の別荘に毎週のように通ったことを文春が報じたのは、その年5月。そうした流れに加え、情報公開請求によって明るみになったこと、釈明すればするほどドツボにはまっていく様子、木曜日の文春発売直後に定例会見が開かれること(千葉県は木曜日、東京都は金曜日)が、いちいち酷似しているのです」
舛添氏は文春報道後、連日ワイドショーの餌食にされ、2カ月後に辞任となった。森田氏も”文春砲”を食らって、政治生命に危険信号が灯ったと言えそうだ。
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