アンジャッシュ・渡部建に抜かりなし! フルマラソン挑戦は、東京五輪関連番組への胸算用?
【おたぽるより】
お笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建が12月8日に開催される「JALホノルルマラソン」で、初のフルマラソンに挑戦することが発表された。また、この模様は来年1月にTBS系で放送され、番組ナビゲーターを元女子レスリング五輪3連覇の吉田沙保里が務めるという。
渡部といえば芸能界屈指のグルメとして知られ、食に関する仕事も多い。美食に舌鼓に打つ生活を送る一方で、スリムな体型を維持するためにトレーニングに励むなど、日々の節制を欠かさない自己管理の男でもある。今回のマラソン挑戦もそんなトレーニングの延長線上にあるのかと思いきや、来年の東京五輪を見据えた渡部ならではの深謀遠慮だと見る向きもある。
「東京から札幌開催への変更でケチがついたものの、マラソンは五輪の中でも花形競技。生中継は日本国中の人々が視聴するはずです。中継番組は元メダリストなど競技経験者を中心にキャスティングされますが、当然ながらタレント枠もあります。渡部はそこを狙っているのでしょう。彼は情報番組『王様のブランチ』(TBS系)でMC、FMラジオの『GOLD RUSH』(J-WAVE)ではナビゲーターをそれぞれ務めているため、トークや仕切りも達者。そんな渡部がフルマラソンを経験して競技に一家言持つとなれば、五輪関連番組にも需要が十分あると思いますよ。これから流行りそうなモノやコトへの目配りと用意周到な戦略はさすがと言うしかありませんが、実はそれが渡部の持ち味でもあります」(芸能ライター)
10月には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「ラップ大好き芸人」回に出演。ラップブームに便乗した“ビジネスラップ”を疑われつつも、「実は25年くらいずっとラップが好きなんです!」とラップ愛を明かしていた渡部。前述のグルメだけでなく、高校野球、ラグビー、夜景、恋愛心理学など、趣味や興味の領域が広い。そして、 その多くを仕事に結びつけている。ちなみに以前、渡部と親しい後輩芸人のいけだてつやは同番組に出演した際、「恋愛、グルメ、スポーツは廃れることがないから、オレはこれでいく」と渡部に宣言されたことを明かしている。
「単なる趣味にとどまらず、夜景鑑賞士やダイエット、高校野球などの検定資格を取得して、仕事に結びつけるためにしっかり自身の足場を固めるのも渡部の特徴。ラグビーも、日本が南アフリカを破るなど善戦した2015年のW杯を契機にファンになったそうですが、いけだによると、当時入手困難だった日本代表のユニフォームを手に入れてから初めて、プロフィールにラグビー観戦が趣味だと記載するようになったというから徹底しています。フルマラソン挑戦も、そうした足場固めの一環でしょう。こうした戦略は、自身のキャラの薄さを気にしてのことかららしいです」(同)
芸人がいろいろな番組に起用されるのは、基本的に賑やかしの役割のためだが、渡部にはしっかりとした裏づけがあるから、賑やかし以上の踏み込んだコメントもできる。だからこそテレビ局にも重宝がられ、仕事も絶えないのだろう。だが、渡部が頑張れば頑張るほど、本業のお笑いから遠ざかっていくように思えてならないのは気のせいか……。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事