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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.556

史上最高の官能スパイコメディが奇跡の続編化!!  忘れられない笑激『クライングフリーセックス』

あうんの呼吸で演じ切った主演俳優たち

新作『クライングフリーセックス Never Again!』より。ナオミはなぜミッション遂行前にセックスしたくなるのか、その秘密が明かされる。

 駅弁スタイル、もしくは後背位スタイルで敵と戦うナオミ&コブラとして、息もぴったりの名バディぶりを披露している合アレンと総合格闘技の経験を持つ日本在住の米国人マイケル・ファンコーニ。実はこのお2人、もともとは恋人同士。岩崎監督が執筆した脚本を読んだ合アレンはその内容に爆笑し、交際相手のマイケルを共演者として推すことで、岩崎監督の妄想で終わるはずだった『クライングフリーセックス』は実現化するに至った。コメディが大好きという2人は、『クライングフリーセックス』の撮影終了後に入籍。『クライングフリーセックス Never Again!』でもアツアツぶりを見せている。

合アレン「マイケルと共演した『クライングフリーセックス』がまさか続編化されるとは思っていなかったのですが、2人とも新作も楽しんで出演させてもらいました。前作は私とマイケル以外の出演者はなかなか決まらなかったのですが、今回は前作が話題になったこともあり、出演者を募集したところ予想以上の出演希望者が殺到し、びっくりしました。出演者が多くなった分、グリーンバックでの撮影は位置合わせやタイミングを合わせるので大変でした。女性も男性もそれぞれ局部に前貼りを付けて演じていたんですが、お互いの局部が擦れ合っている間に前貼りが取れてしまうんです(笑)。もう、これ以上の内容のものは撮れないと思うんですが、スタッフやキャストが集まると第3弾はどうする、みたいな話題になってしまいますね。さらなる新作があるのかどうかは、今回の劇場での盛り上がり次第でしょうか」

 今回のケイズシネマでの上映は1週間だけの限定上映だが、『クライングフリーセックス』と『クライングフリーセックス Never Again!』との一挙上映となっている。史上最高にくだらなくて、最高に笑える官能アクション映画の2本立てだ。エロス&タナトス、そしてギャグ。さらには、体を交わし合った恋人たちの忘れ得ぬ熱い想い。最高にくだらないドラマに、最高の情熱を持って挑んだスタッフ&キャストの心意気に胸を打たれる。あまりのくだらなさに触れ、誰もが生きる勇気がむくむくと湧いてくるに違いない。

(文=長野辰次)

●『クライングフリーセックス』
監督・脚本・編集/岩崎友彦 アクション監督/熊王涼 VFX/内田剛史 
出演/合アレン、マイケル・ファンコーニ、高木公佑、鈴木佳恵、ブエノ、木村圭作、真砂豪、ぬら田CAGE

●『クライングフリーセックス Never Again!』
監督・脚本・編集/岩崎友彦 アクション監督/熊王涼 VFX/内田剛史 
出演/合アレン、マイケル・ファンコーニ、木村圭作、高木公佑、鈴木佳恵、若林美保、松井理子、西入美咲、豊岡んみ、若狭ひろみ、大澤由理、榎本桜、新海ひろ子、海道力也

配給/Allen Ai Film 11月9日(土)より新宿ケイズシネマにて2本同時上映
(c)BOX TURTLE BOX
https://www.cryingfreesex.com

 

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最終更新:2019/11/08 18:00
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