67歳の中国人女性が女児を出産! 祝福モードも「産児制限違反」で罰金!?
#中国
今年9月、インドで74歳の女性が体外受精の末、双子の赤ちゃんを出産した。世界最高齢での出産となったわけだが、中国では先日、67歳の女性が自然妊娠の末、出産していたことがわかった。
「鳳凰新聞」(10月27日付)などによると、山東省ソウ荘市の病院で25日、67歳の女性が女児を出産したという。この女性は68歳の夫との間に30代の息子と娘がおり、孫にも恵まれ、平穏な生活を送っていた。しかし、今年に入り、体調不良が続いていたため3つの病院で検査を受けたが原因不明で、4つ目の病院でようやく妊娠が判明したのだった。
妊娠発覚当初、高齢出産は母子ともにリスクが高いことや、子どもたちからも反対され、「中絶しなければ親子の縁を切る」とまで言われていたことから、女性は中絶するつもりでいたが、夫の強い説得によって出産を決意したという。
そして、陣痛からわずか20分という短時間で無事に2560gの女児を出産。女性は糖尿病や高血圧症を患っていたが、母子ともに健康状態は良好で、手術翌日には一般病棟に移され、順調に回復しているという。
今後、夫婦は出生届を提出するため、紛失してしまった結婚証明書などの再交付の手続きを行う予定だという。中国最高齢の出産となったが、その影響は意外なところにも及んでいる。一人っ子政策を撤廃した中国では現在、条件付きで2人までの子どもの出産を認めている。夫婦にとって3人目の子どもとなった今回の出産で、地元行政が夫婦に対して罰金を言い渡すのか特例を認めるかに、注目が集まっているのだ。
これまで同国では、2016年12月に、当時64歳の女性が男児を出産したのが最高齢記録だった。医学の進歩によって、こうした事例は増えていくのかもしれない。
(文=青山大樹)
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