ラップ調、ニックネーム……日刊スポーツ「侍ジャパン記事」がスベリまくり!
#熱血!”文化系”スポーツ部 #侍ジャパン
4年に一度のラグビーW杯の次は、4年に一度の野球最強国決定戦「世界野球プレミア12」。開幕戦での薄氷を踏むような勝利に、思わず「大丈夫!?」と不安になった侍ジャパンだが、2戦目は危なげなく完勝。無事、2次ラウンド進出を決めた。
その裏で、「本当に大丈夫?」と心配が止まらない野球の話題があった。侍ジャパンの初戦が行われた5日、日刊スポーツがちょっと(というかだいぶ)おかしい記事を2本立て続けにアップしたのだ。
▼「侍開幕投手の山口俊、Free Styleでかます」
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201911050000007.html
大事な大事な開幕戦に挑もうという日本の背番号18・山口俊の話題について、「独断と偏見で、勝手にラップ調で、ぶちかましてみました。行くぜ、東京、つかむぜ、頂上」と、まさかのラップ調で記事に仕立てたのが問題作その1。
直前の強化試合において、投手陣で唯一打ち込まれたのが山口。だからこそ、ファンからすれば「調子はどうだ?」「調整はうまくいっているのか?」と不安になるところ。だが、そんな「選手の最新情報」を伝えようという気概も感じない記事構成に愕然とするばかり。
しかも、オチで用意されていた文言は、「防ぐぜ、インベーダー。You Know? 俺が日の丸ディフェンダーだ」……いやいや、野球で「ディフェンダー」は使わないでしょ!とツッコまずにはいられなかった。
この記事、何が問題かといえば、山口の情報が伝わらないばかりか、山口自身がスベっているように感じてしまうこと。取材を受けた結果がこんな文章だったとして、次にまたメディアの取材を受けようと思ってくれるだろうか?
そしてこのラップ記事以上の問題作が次の記事だ。
▼「侍28人/ニッカンがニックネーム付けてみました」
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201911050000098.html
大規模なスポーツイベントの際、メディアが選手に「ニックネーム」「キャッチフレーズ」をつけるのは常套手段。一方で、メディア側の“勝手につける行為”自体を嫌う層も少なくない。
筆者自身もどちらかといえば好きではないが、「ニックネーム」「キャッチフレーズ」の必要性はわかっているつもりだ。たとえば、TBSが中継する『世界陸上』の場合、海外選手にキャッチフレーズがあったおかげで目線付けができた、というケースも確かにある。
ただ、今回の日刊スポーツのニックネーム、これはさすがにあり得ない。全選手「コレジャナイ感」満載で、とにもかくにもダサすぎるのだ。これはもう、実際にファンの間で広めていこう、とか、今後の記事でも使っていこう、という考えもなく、ただただ炎上狙いでやったとしか思えない悪質さが垣間見える。
文字にするのも恥ずかしいのだが……外崎修汰(西武)につけた「場所を選ばず奏でるリンゴスター」を例に見ていこう。
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