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週刊誌スクープ大賞

菅官房長官が疑心暗鬼!? 側近大臣が立て続けにスキャンダル辞任で、ポスト安倍の座が危うし

 11月1日のスポニチの一面は「菅野熱愛 野崎萌香」だった。巨人軍の菅野智之(30)が、ファッションモデルの野崎(29)と真剣交際しているというのだ。

 NEWSポストセブンのスクープである。ポストセブンは、野崎が菅野に腕を絡ませて嬉しそうに歩いている写真6枚と共に、このように報じている。

「2人の交際を知る知人がこう明かす。『菅野さんが腰痛に苦しんでいたとき、支えていたのが野崎さんでした。2人は今年春頃にイベントで出会い、付き合い始めたのは秋くらいのようですが、最近では頻繁に会って彼女が手料理を振る舞ってあげているそうです』」

 ポストの合併号は、失礼だが、読みたい記事がなかった。そこで提案。NEWSポストセブンはページビューも好調だそうだから、いっそのことポストと女性セブンを合併させた新しい週刊誌を創刊させたらどうだろう。

 文春砲が菅原一秀経産相に続いて、河井克行法相(56)の首も取った。見事なものである。

 これが今週の第1位!

 河井も菅原と同じ初入閣。慶應大学卒業後に松下政経塾を経て、広島県議から96年の衆議院選に出馬、当選する。

 菅官房長官とは当選同期で、菅側近として知られているそうだ。菅原も、最近評判の悪い小泉進次郎環境相も菅に近い。何やら“謀略”めいたものを感じるが、それは後で触れるとしよう。

 河井はこれまでも、パワハラやセクハラが問題になったことがあるが、今回は、選挙中にウグイス嬢たちを「違法に買収」していたというものだ。それも、妻の河井案里(46)が7月に行われた参議院選に出馬した際、開票が始まっていた選挙事務所の奥で、選挙を盛り立てたウグイス嬢たち一人一人に、日当3万円を払っていたというのである。

 公選法でウグイス嬢の日当は上限1万5000円と決まっている。そのため、ウグイス嬢たちには2枚の領収書にサインをさせていたのだ。1枚は選挙費用として選管に届け出る。もう1枚は宛名が違い、名目は人件費(ウグイス嬢としてではなく事務所の手伝い)となっていたという。

 文春は、その疑惑を立証する領収書の写しと、裏帳簿を入手した。さらにウグイス嬢たちを直撃している。彼女たちは、「選挙前にお手伝いをしたことはない。日当は法定通りの1万5000円です」と答えたが、「それ(上限以上を払うこと)は、どこの事務所でもやっていることじゃないですか」と、暗に認めた者もいる。

 さらに、河井陣営は、広島市や福山市で、郵便配達を使ったポスティングや、自動音声による電話かけと、物量作戦を繰り広げたという。

 なぜそこまでカネを投じたのか。改選議席数2という広島選挙区では、自民党の溝手顕正と野党候補が当選する無風区だったが、安倍首相批判を繰り広げる溝手に安倍や菅が怒り、河井の妻を立候補させ、「二人当選を目指す」と、二階幹事長、菅や河野太郎などの大物たちを次々に投入したのだ。

 そういう中で起きたウグイス嬢買収“事件”である。これは「買収した人もされた人も、三年以下の懲役・禁固又は五十万円以下の罰金に問われます」(上脇博之神戸学院大学法学部教授)

 同じようなケースは6年前にもあった。生活の党から出馬した広野充士元参院議員の陣営が、ウグイス嬢に3万円を払い、秘書が逮捕され、有罪判決を受けている。

 今回、指揮したのは案里の公設第二秘書を務める立道浩で、文春の直撃に、「私はいわれた通りやっただけです」と、河井夫妻からの指示だったことを認めたのである。

 法の番人が犯した犯罪。文春発売と同時に、河井克行法相は辞任した。

 菅原は辞任の際、「慙愧に堪えない」といった。自分の罪を恥じる気持ちを我慢することができないという意味だが、「遺憾に思う」と同じで、心底恥じてなどいないはずだ。「オレは運が悪かった」、そう思っているに違いない。

 だが、菅官房長官は、はらわたが煮えくり返っているはずだ。側近を大臣に押し込んだのに、ともにスキャンダルで辞任してしまった。誰かが、ポスト安倍ナンバー1のオレを潰そうとしている。そうした疑心暗鬼になっているのではないか。

 その上、オレのポチになりたがっていた小泉進次郎も環境相に入れてやったが、この男も、結婚してからの言動に批判が集中し、力にはなりそうもない。(文中敬称略)

最終更新:2019/11/05 21:00
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