チュート徳井、今後はマルサが動いて悪質性があったと判断されれば逮捕・起訴される可能性も
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
先週のサンデー毎日が、安倍内閣の閣僚には新宗教と関わりのある大臣が多くいると報じていた。雑誌『宗教問題』の小川寛大編集長が調べたそうである。
多くの新宗教団体が参画している日本会議とのつながりは、安倍首相を始めとして、よくいわれるが、小川によれば、世界平和統一家庭連合(旧略称「統一教会」)との関係が多いというのだ。
安倍晋三、麻生太郎、高市早苗、加藤勝信、今回辞任した菅原一秀、菅義偉、田中和徳、武田良太、衛藤晟一、竹本直一などがそうだという。もちろん、過去に教団側が発表したり、報道されたことがあるということで、深いつながりがあると断定しているわけではない。
だが、この教団は、過去に「勝共連合」という反共団体を持ち、選挙の際、保守系候補陣営に人を送り込んでいたと報じられたことがある。政治家は「李下に冠を正さず」。痛くない腹を探られないよう気をつけることが肝心だ。
ところで今週の新潮は内容が充実している。後輩の教師への残酷なイジメで注目を集めている東須磨小学校の加害教師4人組についての特集で、新潮は、この4人の実名を公表したのである。その理由を新潮はこう書いている。
「教員免許は一度失効しても、大学の教職課程で取得した単位は有効なので、失効期間がすぎてから更新講習を受け、書類申請すれば、新たに取得することが可能です」(文部科学省人材政策課)。懲戒免職されると自治体の教育委員会によって剥奪されるが、3年経つと再取得できるのだ。
教員免許が失効すると官報に記載されるが、3年以上前の情報は記載されない。したがって、たとえ懲戒免職になっても、3年経てば再び教壇に立つ道が開け、自治体は彼らの過去を知らずに採用してしまうから、「更生も不十分な虐待教師に、わが子、あるいはわが孫が、いつか気づかぬうちに導かれる可能性」(新潮)があるからだというのである。
ただし、禁固刑以上の罰を受けると、失効期間は刑期プラス10年、罰金刑だと5年だが、今回の加害教師たちが長い禁固刑に処せられる可能性は低いようだ。
加害教師たちは全員30代以上で、主犯の女性教師は40代だから、実名公表への批判はそれほど起きない気がする。それに、以下のようなイジメを超えた虐待ともいえる彼らのやり方を知ると、匿名性を守る必要は、私も感じないが、あえてここでは実名は書かない。
「昨年の運動会後の飲み会では、ビール瓶を口に突っ込まれて飲まされ、飲み終えると瓶で頭を叩かれたとのこと。酒を無理に飲まされ、“もう無理です”と断ると“雑魚いな”といわれて平手打ち。辛いものが苦手なのに激辛ラーメンを強引に食べさせられたときは、“もう無理です”“許してください”と懇願しても、“はっ? 無理やし、全部飲め”。さらには“唐辛子の身を全部食べろ”と。関口先生(被害を受けた教師・仮名=筆者注)がトイレに駆け込んで嘔吐し、痙攣や痺れで苦しんでいる間、ほかの先生も一緒に大笑いしていたとか」(被害者の関係者)
文春によれば、40代の女性教師は、イジメた若い教師に恋愛感情の様なものを抱いていたようだが、ある時、若い教師から、交際している女性がいると打ち明けられて、可愛さあまって憎さ百倍、となったそうである。
イジメを受けていた教師は、10月11日、須磨署に被害届を提出して、受理されている。さらに兵庫県警担当記者は、県警捜査一課が須磨署と合同で捜査を開始したそうで、容疑はいくつもあるし、激辛カレーを食べさせた件では、動画という証拠があるから、暴行に問えるだろうと見ている。
今週の第1位は、また主要閣僚の首を取った文春の記事で決まりだ。
菅官房長官の側近中の側近、菅原一秀経産相の「有権者買収」疑惑は、ついに文春が、公設秘書が菅原の地元の支援者の葬儀で、菅原の代理として「香典袋」を出しているところを写真に収めたのだ。10月17日の夕方6時過ぎ。中には2万円入っていたという。
今国会で、焦点になっている菅原の政治資金規制法違反だが、自民党は菅原を出したくなくて、開催拒否をしている。
だが、この動かぬ証拠の前には、どんな詭弁を弄しても、逃げ切るのは難しいだろう。
菅原は有権者を3ランクに分けているという。香典は、最高ランクが2万円。その際は、亡くなった有権者の家に「枕花」を届けるそうだ。
お祝いには胡蝶蘭。年号が令和に代わった時は、「平成」「令和」と印字されたリンゴを贈ったという。
「秘書が香典を代理で持参した場合、選挙の有無にかかわらず、公職選挙法に定められた『寄付の禁止』に抵触する可能性がある」(神戸学院大学法学部上脇博之教授)
「供花や枕花は本人が葬儀に参列するかどうかは関係なく、公選法で禁止されています。(中略)公選法は、票をお金で買うことを禁止しているのです」(同)
こんなイロハのイがわからない代議士が重要閣僚にいるなんて、この国はどうなっているのか。
行政府の長である安倍晋三首相が、国会答弁で「私は立法府の長」といってしまうのだから、下は上を見て育つ。まあ仕方ないか。
そして、ついに菅原一秀経産相は、安倍晋三首相に辞表を提出した。
菅原は菅官房長官の側近だから、ポスト安倍を狙う菅にとっては痛い黒星になった。
年内解散を目論んでいるといわれる安倍首相を始め、ポスト安倍を狙う連中もこれで勢いづくかもしれない。(文中敬称略)
【巻末付録】
まずは現代から。
「<深層研究>巨乳の心理学-なぜ、男たちはそれから目が離せないのか」「塩地美澄、女子アナの下着姿-2年ぶりにグラビア再開」。塩地っていい女だね。
「世界のヌード、決勝トーナメント-ラグビーW杯、ライバル7カ国の美女たち」。
これで見ると、ニュージーランドと南アフリカの決戦だね。
袋とじ「永岡怜子、神に愛された裸-これこそ理想のヘアヌード」。可愛い子がお好みなら、この子はいい。
ポストは。
「全国「美人女子アナ」大図鑑-キー局、地方局からラジオ局まで大集合!」
袋とじ「老舗ストリップ劇場DX歌舞伎町、最後に咲かせた<秘密の花園>」。昔は時々覗いたものだが、歌舞伎町のうさん臭さが、次々に消えていく。
袋とじ「『エスワン美女図鑑』七色のヘアヌード-大人気女優7人の秘蔵カット」
「学園祭の女王がいた時代/学園祭の女王は会いに行けるアイドルの先駆け」これも袋とじ「ヌードになった映画女優191人-ハダカは女優の衣装なの」。名前は錚々たるものだが、内容がね。
「なをん/紗世-PLAYBOY誌の表紙を飾った謎の日本人女性」「なをん/見たいハダカはここにある-5人の美裸神を一挙公開!」
というわけで、合併号で数は揃っているが両誌ともに決め手なし。引き分けだ。
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