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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『バチェラー』神回を振り返る
バチェラーレビュー

『バチェラー3』正気を失ったバチェラーが家族にキレまくる神回を振り返る!

友永を完全に手玉に取る岩間

 極めつきは、個別インタビューでの友永である。

「勝手に決めるなよって! 僕は今、恵さんがいいと思ってるのに」

 ローズセレモニーはまだ先なのに、エピソードの中盤で言ってはいけないことを口にする友永。本人の中で「恵さんがいい」と答えが決まっているのなら、もうバチェラーを続ける意味はない。いま思うと、この時点で岩間にプロポーズしてもよかった気がする。

 あらためて振り返ると、エピソード9は神回だった。片付けられない、指を吸う、理解不能なキレ方をするというすごいシーンが続出したのだから。ハイスペックのはずが、すごいバチェラーだ。

 家族と面談し終わった後、友永は水田とキッチンに入った。これは「オムライス作りたい!」と友永が水田を誘った形だ。でも、なんだか友永の様子がおかしい。心ここにあらずなのだ。スープを担当しているのに「こんなオムライス、作ったことないわ」と妙な発言をする始末。おそらく、家族全員が水田推しになったことで頭がいっぱいになり、友永は放心状態だったのだろう。だって、さすがにオムライスとスープを間違える人はいないと思うのだ。

 エピソード9で脱落したのは野原だった。「俺の理想そのもの」と断言していた女性を落とした友永。なんだかんだ、家族の意見を彼は尊重していたように思う。自分の気持ちと家族の意見の両者を友永は取ったのだ。「俺の気持ちが大事!」とたんかを切っていた割に……。

 あと、やはりローズセレモニーでの友永―岩間のやりとりは目を引いた。「ローズを受け取っていただけますか?」と友永からローズを差し出された岩間。彼女は数秒の間を置き、意味深な表情でローズを受け取った。

 バチェラー3はすでに、友永が岩間を追いかける番組に変貌している。エピソード10~エピローグについては、後編の記事にて。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2022/08/09 23:03
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