『相席食堂』『テレビ千鳥』……千鳥×タバコは相性抜群!?
#お笑い #千鳥 #テレビ日記 #相席食堂 #テレビ千鳥
大悟「今年中にやってしまわんと、これ無理やったかもしれんな」
たぶん大悟は、いま一番テレビでタバコを吸う姿を見せている芸能人だと思う。次点で、相撲芸人のあかつだろうか。明石家さんまや浜田雅功、矢部浩之も結構見る。新人では、納言の薄幸が追い上げているかもしれない。紅蘭はテレビであまり見かけなくなった。
そんな千鳥の看板番組『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)のオリジナル企画が22日、AbemaTVで配信された。題して「喫煙所探訪」。テレ朝をスタート地点に、都内の喫煙所を巡って、大悟がただただタバコを吸う。そういうロケである。「たばこ」の文字があしらわれた服を着た大悟が、今回の企画趣旨を語る。
大悟「来年の4月に向けてな、タバコの吸えるスペースがどんどん減っていってるのよ。どんどん街の喫煙所っていうのもなくなってきてるわ」
ノブ「それはオリンピックに向けてね、クリーンな日本をアピールするっていう意味ではいいんじゃないですか?」
大悟「それがクリーンなんかどうなんかも、ワシはわからんけどな。喫茶店や雀荘、パチンコ屋までもが禁煙になっていく時代なんよ。だからここ、最後やろうな。今回が最後、そういう喫煙所を巡りたい」
テレ朝でさっそく一服した後、千鳥の2人は街に繰り出す。交差点の角にある昔ながらのタバコ店を訪れ、円筒形の灰皿の手触りを確かめる。そこでスパスパ。そこから歩いて3分の道沿いのタバコ店で、店主のおばあさんが手作りしたおにぎりを食べる。そこでスパスパ。荒川を渡った先にあるバイク店の軒先で、停車した原付バイクに乗ってスパスパ。角打ちの店内で魚肉ソーセージを缶チューハイで流し込みながらスパスパ(この時点で1箱消費)。JT本社を訪れ、シトラスミントの香りをたいたり外に煙が漏れないように整備された喫煙スペースで、社員と一緒にスパスパ。
エンディングは、テレ朝の屋上の喫煙所。東京タワーをバックに、レモンサワーを飲みながら煙をくゆらせる。灰皿を抱いた大悟がつぶやく。
「今日いろいろ回ったけどホンマに、今年中にやってしまわんと、これ無理やったかもしれんな」
東京五輪を前に、来年4月からは改正健康増進法が施行される。タバコの規制と分煙化が、これまで以上に厳格となる。特に、街のタバコ店にある喫煙所の風景は、これから少なくなっていくのかもしれない。
なんだかちょっと、郷愁的だ。
だが、ここで大悟が今回のロケを次のように総括した。今日学んだことは、タバコは自分の好きなタイミングで吸わないとおいしくない、ということだ。無理やり吸うのは、はっきり言ってキツかった。ロケ中、初めてタバコをやめようとすら思った。おかしい。あんなに好きだったのに――。そう語り、改めてタバコの煙を肺に入れた大悟が、せき込みながら言う。
「まずい」
タバコの吸いすぎには注意しましょう。そんな一種の啓発番組として終わった『テレビ千鳥』の特別版でした。
ところで番組中には、千鳥のロケでたびたび披露される、大悟によるおかしなキャラクターへの変身も随所で見られた。真っ白なつなぎを着た林修先生好きの元暴走族、枕ワンカートンさん(49)。着流し姿の元プロ野球選手で資産家のニコチン三郎さん(63)。新婦に結婚式をドタキャンされた足でタバコを吸いに来た新郎の煙田しけもくさん(28)――。
なんだか、あの「ちーよ」の老人も、大悟に思えてきた。
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