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宮下草薙の食リポは必見!? “次世代リポート芸人”として急浮上

宮下草薙の食レポは、太田プロ公認の”悪い見本”

 このお店のエビフライ丼が、相当おいしいらしいのだ。「おなか減ってない」とぐずっていた草薙の表情が笑顔になるほど。そして、宮下も「おいしい」を連呼しまくる。本当に何度も言う。すると、草薙が「知ってる、知ってる」「同じもの食ってるから知ってるよ」と食って掛かり始めた。

草薙「さっき言ったし、俺が“おいしい”は。パクるな、俺のやつ」

宮下「なんだ、“おいしい”をパクるって。著作権ねえだろ、“おいしい”に」

 ストレスはたまるし、おなかはすいてないし、いら立つ草薙の箸は完全に止まった。当然、宮下は「食べろ」と草薙をけしかける。限界を迎えた草薙はテーブルを引っくり返そうとしたり、突然「うわーーーーっ!」と叫んで拳を突き上げたり、異常な剣幕と挙動で厨房にいるシェフをビクつかせる始末である。

 なのに、その後も食リポの仕事はめぐってくる。3回目は激辛グルメの食リポだった。草薙は「辛い食べ物が好き」と公言しており、激辛グルメは2人にとってうってつけのはず。なのに、激辛の麻婆豆腐を口にした草薙は「思ったより辛い」と、いきなり弱音を吐いた。

宮下「じゃあ、なんで得意って言ったんだよ」

草薙「お前が“仕事につながるから、そういうの特技として言っていこう”って言うから言ったんだよ」

宮下「お前、豆腐の部分ばっかり食ってねえ? なんで豆腐の部分でごまかしてんだよ。だから、友達いないんだよ」

草薙「(速攻で宮下の脇腹をパンチし)おい、言うな!(続けて宮下の首にパンチ)」

宮下「すぐ暴力だな!」

 実は、太田プロの養成所で「こういう芸人になってはいけない」と生徒に周知させるため、“悪い見本”として彼らの食リポVTRは教材代わりに活用されてしまったそう。その事実を知った草薙は「急落してるから、評価が」と、カメラ前で本気の苦笑いを浮かべていた。もしかしたら、彼も本気でテクニックを磨きたいと考えているのかもしれない。

 飯尾や濱家らのリポーター芸と比べると、確かに宮下草薙はテクニックを論じる存在ではない。でも、2人のリポートはベスト1ではないけれど、確実にオンリー1ではある。いつか、お互いをけなし合いながら宮下草薙が食リポを担当している情報番組を地上波でも観てみたいと思う。必ず、多くの人に絶大なインパクトを与えるはずだ。

(文=寺西ジャジューカ)

 

 

最終更新:2019/10/30 14:00
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