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日刊サイゾー トップ > カルチャー > ネット  > はじめしゃちょー広告起用のワケ
若手放送作家の「超YouTube学」10月号【3】

超人気YouTuberはじめしゃちょーが大企業広告に起用されるワケ

大企業の広告にも起用

白武 視聴者からの質問にバーッと答えて面白く編集する、っていうフォーマットを編み出したのも、はじめしゃちょーさんじゃないですかね。質問に答えるだけだったらそれまでもあったんですけど、はじめしゃちょーさんが開発したフォーマット――質問で振ってすぐそれを実行して落とす――この構成をマネしてる人は多いですね。

長崎 たぶん撮りながら、めちゃくちゃ編集点を作ってると思います。ここで一回落として切って、ってやってる人の撮り方だと思います。撮影しながら編集している超人です。

白武 サブチャンネルの「はじめしゃちょーの畑」も人気で、「サイレント鬼ごっこ」とか、グループならではのゲームとかも生み出しています。

長崎 わちゃわちゃ感あふれる日常を映し出したホームビデオみたいな感じで、これまで個人で活動してきたはじめしゃちょーっぽくない一面を見られるのがいい。

白武 最近は、大企業のCMにも起用されてますね。メルカリの友達招待キャンペーンや、コカ・コーラ社のTEAM Coca-Cola アンバサダーにも選ばれて、好感度は抜群。もう悪いことできないですね(笑)。

長崎 いまや、芸能人とYouTuberの立場って完全に逆転してて、企業側にとってエンゲージが見えてるのは魅力的。例えば佐藤健さんって言わずと知れた人気俳優だけど、広告効果がどのくらいあるか、ぶっちゃけわかんないじゃないですか? でも、はじめしゃちょーさんなり、HIKAKINさんなりは、ファンが何人いて、どういう層に受けているのか、すべて数字が見えているから、データを前提にした上で起用できる。

白武 だから、ごまかしが利かないんですよ。人気タレントがSNSを始めて、思ったより数字が伸びないことがありますけど、そう簡単に100万人は突破できない。すべてが可視化されている。

長崎 今までテレビとかでぼかされてたものが、YouTube上では明確化されて数字として出てるんで、広告主としても安心感がありますよね。「視聴率○%です」って言われても、それを実際何人見ているのか、わからないじゃないですか?

白武 成績、点数が貼り出されてるみたいなもんなんで、ウソつけないんですよね。

長崎 チャンネル登録者数やフォロワー数は、タレントの戦闘力になってきているのかもしれません。

(【4】へ続く)

※「超YouTube学」バックナンバーはこちらから

●しらたけ・ときお(@TOKIOCOM

▼放送作家▼1990年京都府生まれ▼「しもふりチューブ」毎日18時投稿▼担当番組:「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!絶対に笑ってはいけないシリーズ」「Aマッソのゲラニチョビ」「みんなのかが屋」▼お仕事と仲間を募集しております。お気軽にご連絡ください!【Mail】tokiocpu@gmail.com

●ながさき・しゅうせい(@shuuuuuusei

▼1991年生まれ神戸出身・放送作家▼芸人、テレビ制作会社勤務を経て放送作家に。テレビを中心に活動しながら、昨年「フワちゃんTV」(現在登録者数約31万人)/「フワちゃんFLIX」(現在登録者数約9万人) を開設▼担当番組:「ZIP!」「アオハル TV」「ドラえもん」「サムライバスターズ」「勝負の冬」など▼その他:広告案件、YouTubeチャンネルコンサルティング▼お仕事のご相談はMailかDMでどうぞ!【Mail】shusei6308@gmail.com

最終更新:2019/10/28 18:00
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