カントリー・ガールズが活動休止、メンバーが相次いで卒業するハロプロに何が起こっているのか?
#ハロプロ #カントリー・ガールズ
ハロー!プロジェクトの4人組ユニット、カントリー・ガールズが12月26日に行われる単独ライブをもって活動休止することを発表した。メンバーの山木梨沙は芸能界を引退、モーニング娘。’19と兼任の森戸知沙希はハロプロに残りモーニング娘。のメンバーとして活動、小関舞はハロプロを卒業し、個人として芸能活動を継続、船木結は来年3月をもって兼任するアンジュルム及びハロプロを卒業、芸能界から離れダンスを中心に学んでいくという。
つまり、メンバー4人のうち、3人がハロプロを去ることになる。結果的に1人が芸能活動休止、1人が引退となったカントリー・ガールズ。ここ最近、ハロプロではメンバーの卒業や引退が相次いでいる。
「モーニング娘。については今年は卒業メンバーがいませんが、一方でアンジュルムは6月に和田彩花、9月に勝田里奈がそれぞれ卒業し、さらに12月には中西香菜の卒業も決まっています。さらに来年3月に船木が卒業するわけで、実に1年の間に4人がグループを去ることになった。アンジュルムとしての活動が停滞しているというわけでもなく、むしろ人気は上昇中だというこのタイミングでこれだけ卒業者が多いというのは異例です」(音楽業界関係者)
ハロプロメンバーは、人気絶頂期に卒業・引退してしまう傾向があるとも言われている。
「ハロプロのメンバーがあっさり卒業してしまうのは、今に始まったことではない。モーニング娘。がデビューして間もないころなら、メインボーカルである福田明日香が当時中学3年生で一度引退を発表しているし、センターを務めていた鞘師里保も17歳でモーニング娘。を卒業し、ダンス留学をしています。バラエティーでも活躍していたBerryz工房とカントリー・ガールズの嗣永桃子も仕事がたくさんある中で、芸能界を引退していますしね。“続けていればもっと売れたのに”というようなメンバーが、すぐに辞めてしまうことが多いんです」(同)
では、一体どうしてあっさりと卒業・引退してしまうのだろか。
「ひとつ言えるのは、ハロプロが所属するアップフロントプロモーションという会社が、良くも悪くもビジネス下手だということ。基本的にメンバーの意思を尊重する傾向にあって、メンバーがアイドルを辞めて別の道に進みたいという意志を見せたら、それをすんなり受け入れることが多い。グループの活動を考えれば、人気メンバーがいなくなったり、卒業が連続したりすることは当然ながらデメリットが大きい。ビジネス優先の事務所であれば、卒業なんてさせずに、無理やりにでも働かせるのですが、アップフロントはそれをやらないんです」(同)
女性アイドルという職業は、必ずしも一生続けられるものではない。その後の人生を考え、早い段階で見切りをつけるメンバーがいるのも当然だ。
「メンバーの人生を尊重するという意味では、アップフロントはとてもいい事務所ではあると思います。でも、応援しているファンとしては複雑です……」(同)
もちろん、卒業させずに無理やりアイドル活動をさせるなどといったブラック運営は大問題だが、メンバーに優しすぎても、ファンの心がどんどん離れていってしまう可能性は否めない。ハロプロメンバーの相次ぐ卒業は、アイドル運営の難しさを象徴する出来事なのだ。
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