木村拓哉『グランメゾン東京』への影響も不可避!? TBS“やらせ番組”が打ち切り決定の余波
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不適切な演出をしたとして、放送休止中だった、TBS系の『消えた天才』『クレイジージャーニー』両番組の打ち切りが決まった。このうち、同局的にとても痛いのが『消えた天才』がなくなってしまうことだという。
「『クレイジージャーニー』は、深夜番組なので、痛いと言っても、まだそれほどひどい影響は出ないでしょう。しかし、『消えた天才』は激戦区の日曜午後8時台の番組で、これが消えるのは痛い。なんせ裏には、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)、NHK大河ドラマといった人気番組がズラリと並んでいるからです。そんな厳しい環境下で、『消えた天才』は視聴率6~8%程度(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を獲っていたんですから上出来だったとも言えます。今年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』は不振ですが、来年の『麒麟がくる』は巻き返しを図ってくるでしょうから、裏がさらに強力になるはず。これらの番組に対抗できる新番組をつくるのは容易ではないですよ」(テレビ局関係者)
『消えた天才』は世界を舞台に活躍するトップアスリートやアーティストが、過去にまったく勝てないほどの実力を持ちながら、大きく活躍することなく姿を消した“天才”たちを取り上げていく番組で、松坂大輔、高橋尚子、室伏広治、山田哲人、有森裕子、前田健太、上原浩治、橋本聖子、山下泰裕、北島康介、錦織圭、古田敦也、野口みずき、桑田真澄、野村克也らそうそうたるゲストが出演していた。
同番組では、8月11日放送回で、野球のリトルリーグ全国大会で全打者三振の完全試合を達成した、当時12歳の投手の試合映像を放送した際、映像を早回しすることで実際の投球よりも球速が速く見えるように加工し、ねつ造していたことが判明。
過去の放送でも、卓球、フィギュアスケート、サッカーを取り上げた際、同様の手法で映像を加工していた事実がわかった。これにより、同番組は調査が完了するまで、8月25日放送回を最後に休止していた。調査では、ほかにやらせは認められなかったが、TBSは「不適切な加工で視聴者の皆さまの信頼を損なったことを重く受け止め、番組の継続は困難と判断した」として、放送を終了することを決めた。
改編期でもなく、10月クールの途中である、この時期に新番組を立ち上げることは現実的に困難。年内いっぱいは、急場しのぎの特番や、前番組『坂上&指原のつぶれない店』のスペシャルでしのぐしか道はなさそう。そうなると、後番組のドラマ枠であるTBS日曜劇場にも影響を与えてしまいそうだという。
「視聴率を獲るためには、やはりタテの流れが大事なんです。悪いなりに、そこそこの健闘をみせていた『消えた天才』が打ち切りになって、その代わりの番組の視聴率が下がってしまう可能性が高くなってしまったことで、後番組の木村拓哉主演『グランメゾン東京』にいい流れがつくれません。少なからず影響はあるでしょうね」(同)
その『グランメゾン東京』の初回は、前番組『SMBC日本シリーズ第2戦 ソフトバンク対巨人』の放送が延長されたため、50分遅れのスタートとなり、12.4%止まり。木村の主演ドラマとしては、極めて低い発進となってしまった。このうえ、『消えた天才』の打ち切りが響くとなると、お先は真っ暗か!?
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