トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > カルチャー > ネット  > HIKAKINは最強YouTuber
若手放送作家の「超YouTube学」10月号【2】

HIKAKINはまだまだ伸びる!? テレビ出演、5G到来で最強YouTuberに!

テレビ業界で最もYouTubeに詳しい新進気鋭の20代放送作家、白武ときお(「しもふりチューブ」)と長崎周成(「フワちゃんTV」)が、最新のYouTube事情と注目チャンネルについて語り尽くします!

<「超YouTube学」バックナンバーはこちらから>

白武 YouTubeの世界で触れざるを得ない、トップの座に座り続けているのがHIKAKINさん。誰よりも早くYouTubeを始めたってところが、本当にすごいですね。顔が面白くて、子どもでもわかる面白さを提供している。どんどん自分をYouTubeに最適化して、YouTube芸を開発しています。

長崎 この前も言ったけど、HIKAKINさんって本当に“顔”がすごい。ドラえもんみたいに子どもが見入っちゃう引力がある。顔の形が、子どもが安心して笑える黄金比なんじゃないかな? 誰か調べてみてほしい(笑)。老けても面白くなりそうだし、HIKAKINさんも自分の動画で言ってたけど、ちょっと髪の毛が薄くなってきてるんですよ。顔が面白くてハゲてるって、もうYouTube界の志村けんさんになるしかない(笑)。

白武 もともとはスーパーで働きながらYouTubeにボイパ動画を上げていたんですが、『スーパーマリオブラザーズ』のテーマソングが世界中で大ヒット。この動画がきっかけで、エアロスミスさんのライブにも出演しています。最近はテレビにもよく出演されますが、2年前ぐらいはYouTuberがテレビに出ると、「結局、テレビに行くのかよ」っていうネガティブな反応があった。それをHIKAKINさんが少しずつ打ち破って「HIKAKINすげー、『Mステ』出たよ」までになっていった。本当に謙虚で、テレビ1年生というスタンスで出ているから、芸能人からも視聴者からも好かれている印象です。

長崎 本当すごいですよね。テレビ番組に出演すれば、最初は絶対、ヤリが降ってくるわけじゃないですか。「YouTuberって楽して金稼げるんでしょ?」「金持ってるんでしょ?」って。だけど、「いえいえ、そんなことないですよ」って血まみれになりながら笑顔で返している。第一人者の宿命を背負って、覚悟を持ってテレビに出演されていたように思います。

白武 HIKAKINさんは用途別にチャンネルを複数運営していて、メインの「Hikakin TV」のほか、ヒューマンビートボックス動画「HIKAKIN」、ゲーム実況の動画「Hikakin Games」、ブログチャンネル「Hikakin Blog」の主に4つ。合計登録者数は1,300万人超と、前人未到レベル。HIKAKINさんの強みでいうと、住んでる家をどんどんグレードアップさせていって、「YouTuber=成功者」というイメージを定着させていったところですかね。現在進行形でYouTubeドリームを見せてくれている。

長崎 YouTubeで「24時間密着企画」を始めたのも、HIKAKINさんが最初かもしれないですね。自分でカメラ持って、1日のスケジュールを見せる動画。今は結構みんなポピュラーにやってるんですけど、当時謎に包まれていたYouTuberっていう職業の裏側が見られて、大人気企画になりましたね。先日もまた24時間企画をやってらしたんですが、「今日はね、オフなんですよ。割とプライベートな時間が多いかもしれないです」って、画面にタイムスケジュール出るんですけど、3時間しか休みがないんです(笑)。ラーメン食って、銀座で買い物する以外の時間、全部仕事していて。この人の中で、これがオフなんだなって。すげえなって。ドリームを見せつつ、ちゃんと尊敬できる一面も見えていました。

12
ページ上部へ戻る

配給映画