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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 城島茂と菊池梨沙…破局も近い?
週刊誌スクープ大賞

浮気を詰問する城島茂に否定せず言い返す菊池梨沙…こんな2人の結婚がうまくいくはずがない!?

 ノーベル化学賞を旭化成の社員・吉野彰(71)が受賞した。1981年から開発に取り組んだリチウムイオン電池は、今や、スマホやPCだけではなく、電気自動車や太陽光発電に伴う住宅設備にまで活用の幅が広がっている。

 研究は遅くまでやっているが、家では、「研究のことは言わず、寝ていることが多くゴロゴロしています」と妻の久美子が文春に話している。

 ブランド志向は一切なし。ぜいたくも好きではない。

 吉野はサラリーマンとしての極意をこう話す。

「いい意味で会社を“だます”ということ。まるっきりウソじゃないウソをつかざるを得ないわけ。それが企業で生き残る術ですよ。でも、それに対して自分でしっかり責任を持てればそれでいいんですよ」

 ウソばっかりで、責任を持たない奴が多いのが昨今の企業戦士の実態だ。こういうサラリーマンなら、どこの企業でも欲しいと思うはずだ。

 さて、10月12日から13日にかけて静岡、長野、関東から東日本を襲った超大型の台風19号は、大きな爪痕を残した。死者は12都県で78人に上り、ほかに15人が行方不明になっている(10月17日時点)。

 千曲川や東京の多摩川が氾濫するという信じられないほどの大雨を降らし、ラグビーW杯で日本がベスト8に進出した喜びも吹っ飛んでしまった。

 河川の氾濫で浸水した家屋を元通りにするには、想像を絶する困難があるだろう。

 改めて「災害大国ニッポン」をどうしたらいいのか、日本全体で対策を考えるべきときである。

 仕方ない、自然には勝てないと諦めないで、できることからまず始めることだ。少なくとも、崩落の危険のある崖下や河川の氾濫が予測される場所に住んでいる人たちを、安全な場所に住み替えてもらう。もちろん新しい住居は安く国や自治体が提供する。

 自然災害に強い「国土強靭化」を今すぐに国を挙げてやるべきだ。

 新潮はワイド形式で、狂乱台風下での人間ドラマを描いている。神奈川県川崎市高津区溝口、多摩川の支流の平瀬川沿いの4階建てマンションの1階に住んでいた60歳の男性が、川から溢れた水に飲み込まれ心肺停止の状態で見つかった。

 他の住民たちは上に避難したのだが、その男性だけが部屋にとどまり、あっという間に水が浸水したという。その男性は自宅に雑種の犬とプードル、ウサギを2匹飼っていたため、他の住民のお世話になるわけにはいかないという「遠慮」が、判断を遅らせたのではないかと、マンションに住んでいる20代の女性が話している。

 東京に台風襲来と聞けば、「あそこは大丈夫か」と口に出るのが、地域の7割が海抜ゼロメートル地帯の江戸川区である。

 今年5月に発行された「江戸川区ハザードマップ」には、「ここにいてはダメです」「区のほとんどが水没」「より安全な区外へ」という“過激”な文言が並んでいたという。

 調整地・調整池による水量の調節がうまくいったためか、越水するほど水かさが上がらなかったこともあるが、江戸川区の住民には防災意識が浸透しているせいか、幸い被害者は出なかった。

 新潮によると、中には意外な場所に避難していた人がいたというのだ。それは国内線全便が欠航した羽田空港の国内線出発ロビーだった。江戸川区から南西に約20キロ。自動車できても駐車場はあるし、停電しなければトイレも使える。

 テレビ速報を見ていて、あっと声を上げたのが、東京消防庁の救護ヘリが、77歳の女性を収容目前に、落下させてしまったときだった。

 隊員が女性を抱きかかえた姿勢で作業を続けていた時、命綱に金具を固定するのを忘れてしまったための痛ましい事故だった。東京消防庁始まって以来だという。

 過失による事故だから、国家賠償法によって、請求すれば賠償金が支払われる。その額を若狭勝弁護士は2000万円前後ではないかと推測しているが、助けられる命だっただけに、やりきれない思いが残る。

 新潮によれば、あの台風の最中でも、帝国ホテルで結婚式を挙げたカップルがいたし、吉原のソープランド街では10件弱が営業していたそうだ。

 さらにツイッターに、洪水直前の川に立ち小便している姿を投稿し、「増水の手助けをしてきた」と書いたバカがいたという。

 また、屋根の修理を装う「ブルーシート詐欺」や「役所からいわれて消毒に来ました」詐欺なども横行するから、注意しろとしている。

 文春では、こうした激しい雨量の災害時に必要なものをいくつか挙げている。ラジオはもちろんだが、使い捨ての携帯トイレは必須。家の浸水時に備えてライフジャケットもいる。

 雨だからといって長靴を履いてはいけない。靴の中に水が入って動きにくくなる。動きやすいスニーカーと、杖になる長い棒があるといい。傘を使わずにカッパを着る。

 同誌で、リバーフロント研究所の土屋信行がこういっている。

「ここ二十年もの間、日本は堤防整備などハード面の災害への事前対策をほとんどしませんでした。(中略)日本の政治家は、災害後の目に見える事後対策にしか予算を付けない。だから水害が防げないのです」

 田中角栄ではないが、災害列島改造論をいい出す政治家はいないのかね。小泉進次郎では期待できないだろうな。

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