
批判殺到の佳子さま、「佳子さまフィーバー」はいつ反転したのか
秋篠宮家の次女・佳子さまが今月初旬にダンススクールの発表会に参加したことを多くのメディアが写真つきで伝え、ネット上では「下品」「ダンスの前に公務では?」などのバッシングが飛んでいる。
佳子さまは国際基督教大学(ICU)在学中からダンスの練習に励んでおり、大学を卒業した後もダンススクールに通っているようだ。佳子さまのダンス発表会の様子を伝えた「週刊女性PRIME」によると、佳子さまのダンスはハイレベルであり、足にはテーピングがされていたという。短めのトップスからは割れた腹筋がチラチラと見えていたそうだ。
社会人がダンスを踊ろうが、お腹の見える洋服を着ようが咎められることは普通ないが、佳子さまは皇族であり「皇族としては下品」「もっと皇族らしい振る舞いをしてほしい」などの苦言が噴出している。また、「公務はどうなっているのか」「ダンスの前に公務では」と、佳子さまが仕事そっちのけでダンスをしていると指摘する声も多い。
佳子さまは今年の3月に大学を卒業しているが、「女性セブン」(小学館)によると長女・眞子さまと比較し、佳子さまは公務の回数が少ないという。普段、佳子さまが何をして過ごしているのかは不透明な状況だとして、これまた“佳子さま叩き”の燃料になっている。
そういったバッシングを佳子さま本人も認識していると、「週刊新潮」(新潮社)は報じた。佳子さまが自身へのバッシングに疲弊し「日本にいたくない」と漏らしているというのだ。ほとんどの週刊誌報道が、“批判を恐れぬ”佳子さまの様々な言動を“奔放”と表現し、母である紀子さまがショックを受けていると伝えてきたが、かつて佳子さまは“気品あふれるプリンセス”と賛辞を浴びていた。一体なぜ、いつから、状況が180度変化したのか。
佳子さまへのバッシングはいつから始まったのか
批判的な声は鳴りやまない佳子さまだが、一時は「佳子さまフィーバー」と称されるほどの人気を博した時期もあった。バッシングが始まったきっかけのひとつは、姉の眞子さまと小室圭さんの結婚問題に言及したことだろう。
佳子さまは今年3月、ICUを卒業するにあたり、宮内記者会の質問に回答した文書を公開した。そこには、未だに決着のつかない眞子さまと小室圭さんの結婚問題に言及。
<私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています>
<姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい>
こうして佳子さまは、「お二人の結婚を応援する」という意思を表明された。
しかし眞子さまと小室圭さんの結婚に反対する声は今なお大きく、佳子さまにまでバッシングが飛び火。「皇族という立場を理解していない」と、佳子さまを批判する声が出始めた。
同時に、秋篠宮家の教育方針もバッシングの的となっている。秋篠宮家では子どもたちの意思を尊重する教育方針で、紀子さまは今年9月の宮内記者の質問に答えた文書でも、眞子さまと小室さんの結婚について、「眞子さまの意思を尊重する」と回答している。
<延期のことも含め、現在、長女は、さまざまな思いを抱えていると思います。このような状況で、長女の気持ちを推測するなどして現状や今後についてお伝えすることは、控えたいと思います。また、次女の将来については、本人が深く考え、歩んでいくことを期待しております>
<そして、長女も次女も、それぞれがよき人生を歩み、これまで2人の成長を支えてくださった方々にも喜んでいただけるよう、将来を築いていってほしいと願っております>
だが個々の意思よりも、「皇族に相応しい振る舞い」を尊重すべきだとする論調が強いことは、冒頭に複数紹介した週刊誌記事の内容から明らかだろう。
眞子さまと小室圭さんの結婚問題が収束すれば、秋篠宮家へのバッシングも収まるのかもしれない。しかし人間として個人の意思よりも常に「皇族として」の見え方を優先させなければならないような日本の皇室のありかたそのものが、果たして令和的といえるのかどうか、それこそが疑問である。
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