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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > ラグビーW杯にサッカー関係者困惑

ラグビー日本代表の快進撃に、サッカー関係者が戦々恐々!?「紳士すぎて困る!」

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 ラグビーW杯で日本代表の快進撃が続いている。初戦でロシアから順当に勝利を奪うと、2戦目では世界ランキング1位(当時)のアイルランドに19-12で勝利するという、世界が驚く番狂わせを起こす。このアイルランドのスクラム、パワーに屈しなかったことは選手たちの自信となったのだろう。続く3戦目のサモア戦は、まさに横綱相撲で、スピードとフィジカルで圧勝した。

 2015年の前回大会がグループ戦術の力で耐え切った試合運びだったとすれば、今回は個の力と個人戦術の上積みにより、さらにレベルアップしたグループ戦術で相手を攻略しているといえる。それを証明するかのような試合になったのが、引き分け以上で史上初の決勝トーナメント進出となるスコットランド戦だ。

 スコットランドの特徴を分析し、中央で屈強なフォワード陣がアタックを連続し、空いたスペースをスピードのある選手たちが突破していく。日本の特徴であるスタミナを駆使した連動した攻撃で相手のスタミナを奪い、敏捷性でトライを奪う。戦術を遂行する個の力が際立った試合だった。

 充実した試合内容に、視聴率も呼応していく。開幕戦となったロシア戦は18.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった視聴率も、アイルランドに勝利したことで一般層に火がつき、サモア戦では32.8%に。そして、スコットランド戦では驚異の平均39.2%、最高53.7%をたたき出した。

 そんなラグビー日本代表が見せる快進撃に不安な顔を見せるのは、Jリーグ関係者たちだ。

「ラグビーとサッカーは兄弟関係にあるので個人的には好きなのですが、今回のラグビーW杯は素晴らしすぎて困ります。たとえば、海外のラグビーの試合では、サッカー同様、エキサイトしすぎた選手が乱闘を起こすようなシーンもあるのですが、今回のW杯では皆無。むしろ、審判の言うことをしっかりと守り、大げさに痛がって審判をだますような行為もありません。さらには、試合後はノーサイドが徹底していて、相手をたたえ合っている。本当に見ていてすがすがしい。

 一方のJリーグでは、選手は審判にかみつくし、ちょっとした接触でも大げさに痛がります。試合後はそれぞれのサポーターからブーイングの嵐。ヨーロッパではラグビーは紳士のスポーツで、サッカーは労働者階級のスポーツといわれてきましたが、今の日本でのラグビーとJリーグがそんな関係に見えてしまって……。無スポーツ派層は、Jリーグよりラグビーに魅力を感じる人が多いのでは?」(Jリーグ関係者)

 先日行われたカタールW杯アジア2次予選のタジキスタン戦でも、堂安律が相手のファウルをアピールするため、1分近く倒れていた。その堂安だが、何もなかったように90分間プレーを続けている。ラグビーでは、脳振とうを起こしながらもプレーし、審判がドクターを呼んで確認させているのに、なんと軟弱なアピールかと思ってしまう。

 また、とあるサッカーライターはJリーグの試合を「あからさまにファウルをしながら、あれほど執拗に抗議できるなんて。ストレスのすべてを審判にぶつける、あんなものを勝利への執念と呼ぶのなら、なおさら胸クソ悪い」とバッサリ切り捨てる。

 昨今、旧態依然のゴール裏サポーターたちの振る舞い(参照記事)が問題視されているが、そもそもでJリーグの選手たち自体が変わらないと、Jリーグに未来はないのかもしれない。

(文=TV Jorunal編集部)

最終更新:2019/12/13 12:13
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