日テレ、ラグビーW杯スコットランド戦が39.2%の高視聴率で歓喜も“勝利”に落胆のワケ
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ラグビーワールドカップ2019日本大会の1次リーグ・プールAの日本対スコットランド戦が13日に行われ、日本は28-21で強豪国から大金星を挙げ、4連勝で同プール首位となり、史上初の決勝トーナメント進出を決めた。
この試合は日本テレビが放映したが、視聴率は39.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)と驚異的な数字をマークし、同局内では歓喜の渦に沸いている。
これまでの日本戦の視聴率は、初戦のロシア戦(9月20日、日本テレビ系)が18.3%、第2戦のアイルランド戦(同28日、NHK総合)が22.5%、第3戦のサモア戦(10月5日、日本テレビ系)が32.8%だった。スコットランド戦が、過去3戦の数字を大きく上回り、日本テレビとしては笑いが止まらない状況だ。
ところが、日テレ編成部はスコットランド戦で高い視聴率を獲ったこと自体には喜んでいるが、勝って1次リーグを首位で通過したため、落胆の色が隠せないという。いったいなぜなのか。
「日テレが準々決勝で放映権を持っていたのは、19日に行われるプールAの2位対プールBの1位の一戦なんです。20日のプールAの1位(日本)対プールBの2位(南アフリカ)の試合の放映権を持っていたのはNHKです。20日は日曜ですが、NHKでは“お荷物番組”である大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』を休止して、総合チャンネルで放送することを即決しました。従って、日テレとしては日本がプールAを2位で通過するのを熱望していたようです。
日本はスコットランド戦で勝つか引き分け、または負けてもボーナスポイント(BP)がプラス2なら首位で突破。負けても、日本がBPプラス1,スコットランドがBPなしなら2位通過でした。BP次第で1次リーグ敗退の可能性もあったため、日テレとしては勝利ではなく、負けてうまく2位通過になることを願っていたといいますから、勝利して首位での突破には本音では落胆しているようです」(スポーツ紙記者)
20日、日テレは『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!秋の2時間SP』でNHKのラグビー日本戦に対抗するが、同日は『SMBC日本シリーズ2019第2戦 ソフトバンク対巨人』(TBS系)ともバッティングするため、日テレの苦戦は免れそうにない。
とはいえ、日テレは日本が南アフリカとの準々決勝を勝ち上がった場合、その準決勝の放映権を有しているだけに、南ア戦での勝利を祈るしかなさそうだ。
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