TBS『グッとラック!』志らくの”ゴリゴリ保守”イメージ定着で、早期の大幅テコ入れ秒読みに
#TBS #立川志らく #グッとラック!
立川志らくをメインMCに起用して、9月30日にスタートしたTBS系朝の情報番組『グッとラック!』。10月9日の平均視聴率は1.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、まさかの1%台まで落ち込んでいる。
「初回は2.9%で、そもそもまったく高くなかったんですが、そこから上がる気配もなく、むしろ落ちる一方という展開。数字だけ見れば、すでに危険水域です。ただ、ワイドショーは習慣で同じ番組を見続ける視聴者が多いので、新番組が不利なのも事実。何か大きな話題性がないと、なかなかブレイクはしないでしょう」(テレビ局関係者)
そんな『グッとラック!』だが、MCを務める志らくに対する心配の声が多い。
「『グッとラック!』でMCを務めて、その流れで『ひるおび!』にもコメンテーターとして出演しているということもあって、相当負担が大きい。単純に、過労で倒れてしまうのではないかという状況です」(同)
さらに、志らくのMCとしての素質を問う声もある。
「志らくさんは歯に衣着せぬ意見を強い言葉でズバズバ言うタイプではないものの、自分が感じたことを素直に発信するタイプではある。専門的な知識がない分野で感覚的に意見をすることも多くて、少々危なっかしい部分はあります。コメンテーターとして“個人の意見”を述べているなら問題ないけど、“番組の顔”として意見をする場合は、ちょっと偏ったイメージで見られてしまう可能性もあると思います」(制作会社幹部)
10月8日の放送では、『あいちトリエンナーレ2019』内企画「表現の不自由展・その後」の再開について、あいちトリエンナーレの芸術監督である津田大介氏と中継で生討論を展開した。この場で、志らく氏は同展の再開に反対である立場を表明、その他のコメンテーターは全員再開賛成の立場だった。
「様々な考え方の人がいて、それぞれが意見をぶつけ合うというのは、すごく意義のあること。世間から批判を浴びている津田氏に対して、鋭く斬り込むという意味では、志らくさんが不自由展に反対だと表明したことは重要だったと思います。
しかし、志らくさんの意見は自己完結的で論理的ではない。感情論が多く議論は上手く転がらなかった。その結果、視聴者の間には“志らくはゴリゴリの保守”というイメージばかりが先行してしまう展開になっています。志らくさんは決して偏った思考ではないので、本人としては不本意だろうし、番組としてもデメリットしかないですよね。事前にしっかりと理論武装ができていれば印象も違ったと思うんですが」(同)
現在の志らくの状況に、制作サイドもかなり頭を抱えていることだろう。
「志らくさんの自由な意見の発信を制限するのは意味がないけど、だからといって“ゴリゴリの保守番組”と思われてしまうのは、TBSのスタンスとしてはありえないこと。スタッフとしては“とにかく上手くバランスを取ってくれ”という心境でしょう」(同)
方向性がしっかり定まりきらない状況の中で、論理的ではないイメージが定着してしまいそうな『グッとラック!』。早期の大幅テコ入れは秒読み態勢に入っている。
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