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ラグビーW杯の視聴率が絶好調で日本テレビが高笑い「TBSさんのお陰です」

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 日本テレビにとって、笑いが止まらないというのは、まさにこのことかーー。

 ラグビーワールドカップ2019の視聴率が絶好調だ。今大会、地上波での放映権を有しているのは日本テレビとNHKだが、日本の初戦(9月20日金曜)となったロシア戦は日テレが中継し、18.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)の高視聴率をマーク。

 そして、第3戦(10月5日土曜)のサモア戦は32.8%という「サッカーワールドカップ日本代表戦」並みの超高視聴率を記録したのだ。

 NHKが放送した第2戦(同28日土曜)のアイルランド戦は22.5%と大台を突破したが、サモア戦はそれを10ポイント以上も超える驚異的な伸びに。さらに日テレが日本対サモア戦の前に放送した、イングランド対アルゼンチン戦でも12.7%を獲得したのだから日テレ局員の高笑いが聞こえてきそうだ。

 そもそも日本において、ラグビーはサッカーや野球のような人気スポーツではなく、どちらかといえば、マイナー競技。前大会(2015年、イングランド大会)では、五郎丸歩の”忍者ポーズ”がブームとなったが、ラグビー人気は長続きしなかった。それではなぜ、今大会はこんなにも盛り上がっているのか。

「地元開催ということで、日本戦の日程が開催国の都合のいいように設定され、金土日のゴールデン帯に放送されているという点もありますし、むろん日本が勝ち続けていることも大きな要因です。ただ、ラグビー人気が一時的に盛り上がった最大の理由は9月まで放送されていた、TBSのドラマ『ノーサイド・ゲーム』のお陰でといっても過言ではない。同ドラマは地味なキャストながら、平均12.0%の高視聴率を獲得し、ラグビーへの認知、人気アップに大いに貢献しましたからね」(日本テレビ関係者)

 しかもなんと、TBSによる貢献は、それだけではないというから驚きだ。

「TBS昼の情報番組『ひるおび!』の存在が大きいですね。同番組では、毎日のようにゲスト解説者を招いて、ラグビーのルールやワールドカップの見どころを初心者でもわかりやすく、ていねいに解説してくれています。日本テレビ系でも『情報ライブ ミヤネ屋』でラグビーを取り上げてはいますが、視聴率を比較すると『ひるおび!』の方が断然高いので、効果が絶大なんです。日テレのラグビー中継の番宣を、TBSが連日やってくれるわけですから、まさに『TBS様々』です」(同)

 他局の間接的なバックアップを受けて、高視聴率を連発するラグビー中継。TBS上層部は地団駄を踏んでいるに違いない。

最終更新:2019/10/13 18:11
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