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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『バチェラー』大本命が闇落ち!?
バチェラーレビュー

『バチェラー3』本妻気取りの大本命・ぶどう農家の闇落ちを謀った、IT企業OLの策略

かわいくてずる賢い濱崎の曲者っぷり(エピソード5)

 残り7人となり、大本命の迷走は続く。クルージングを楽しむグループデートに、岩間を含めた4人が選ばれた。正直、ここで特筆すべき出来事は起きていない。直後に控えるツーショットデートに選ばれた水田は、友永と会った途端、皆に見せつけるかのように友永にハグし、2人はそのままその場を去った。

 この態度が、他のメンバーから大きな怒りを買った。特にヒートしたのは岩間である。サプライズローズを獲得して帰ってきた水田への態度がものすごい。

岩間「(ローズを)買ってきた? 買ってきたの、今?」

水田「買ってないわ! どうしたの? やめてえや(苦笑)」

岩間「いや、こっちこそやめてなんだけど」

 場を和まそうと岩間の肩を叩きツッコんだ水田だったが、その部分をサッと払い拒絶する岩間。嫉妬心が暴走している。ただ、その前に起こっていた見逃せないやりとりについても記しておきたい。皆の前でハグした水田を愚痴る岩間に、濱崎が絶妙な質問を投げている。

濱崎「あゆさん、どんな顔してた?」

岩間「デレデレ! 女の顔だった」

 決して自分では悪口を言わない濱崎。他の者に悪口を言わせることで“水田包囲網”を作り、同時に岩間の闇落ちを画策する。濱崎は曲者だ。ずる賢さもあるし、決して顔がかわいいだけの存在じゃないということ。

 カクテルパーティでの岩間は、不安すぎて泣きそうになっていた。か弱く、たいていの男なら放っとけないであろう姿。女の顔になった水田のことを自分はあんなに怒っていたのに……。今回も彼女はローズを受け取ったが、名前を呼ばれる順番は最後だった。本妻だと思っていたのに、いつの間にかオンリーワンじゃなくなっている岩間。バチェラーのジンクスはシーズン3も健在なのだろうか。

 女の顔といえば、田尻である。友永の体にベタベタ触り、抱きつき、足を絡ませる攻め気。そんな彼女の態度に、友永は不信感を抱いている。前回、友永は田尻に「ほかの男にもこう接して浮気するのか? と思ってしまう」と指摘した。

田尻「大丈夫。私、前の彼氏も5年付き合ったし、その前も3年付き合ったし。その間、1回もブレてない」

友永「別れた原因は?」

田尻「……」

 会話で一呼吸間を置く田尻に友永は「本音でしゃべってない」と不信感を抱いた。別れの理由を説明するのに2~3秒の間を置くのは仕方ない気もするが……。今回のカクテルパーティで、友永は再び田尻に詰問した。

友永「今はいろいろ考えてしゃべることは少なくなった?」

田尻 「考えてしゃべってるんじゃなくて、テンポが遅いから考えてしゃべってるように感じるかもしれない(笑)」

 友永の顔を見ると、あまり納得していなさそうだ。もうそろそろ潮時か。次回予告を観ると、ついに田尻は子どもがいる事実を明かすようだ。

 今まで、田尻は“女”を出す戦法で勝ち抜いてきている。そんな彼女には子どもがいた。家族を大事にする友永にとって、これまでの田尻の態度はネックにならないだろうか。「そんな親でいいのか」と、嫌悪感に転化される不安がある。

 シングルマザーの事実を聞かされた瞬間の友永の顔には笑った。絵に描いたように目が点になっているのだ。結婚前提で女性を探し求めているのに、子どもの存在を伏せる田尻の策は、確かに誠実ではないが……。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2022/08/09 23:03
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