山口達也がTOKIO復帰へ? ジャニーズ事務所が映像解禁した意味
山口達也がTOKIOに“復帰”する可能性が、現実味を帯びてきた。28日、TOKIOのリーダー城島茂が、かねてから交際が伝えられてきた25歳下のタレント・菊池梨沙と結婚したことを発表。この祝事に伴い、各ワイドショーでは昨年の不祥事によってグループを脱退した元メンバー・山口達也の映像を続々と解禁したのだ。
さらに29日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)では、結婚会見直前の城島がロケを行い、同番組の「DASH村」企画でメンバーに農業指導を行い2014年に亡くなった“昭雄さん”こと三瓶昭雄さんの墓前で結婚を報告する様子が流れた。
山口達也の脱退後は4人で活動しているTOKIO。だが、城島は「(昭雄さんは)仲間でもあり師匠でもあり、6人目のTOKIOのメンバーかな」「どんなに離れようが、メンバーってずっと一緒だと思う。心はひとつ」と語り、画面には昭雄さんと山口達也を含む“6人”が映ったTOKIOの集合写真が流れた。
山口達也の姿が久々に地上波のテレビ番組で流れたことで、視聴者は大いに驚いた。SNSには「そろそろ世間的にもメンバー的にも山口達也を許してもいい時期じゃないのかな」「山口くんがいちばん端っこに映ってたから消そうと思えば消せたんだよね。あえてあの写真を持ってきたということかも」「リーダーの発言、いろいろ考えさせられる」などと、山口達也の復帰を憶測、期待する声が相次いでいる。
29日放送の『サンデージャポン』(TBS系)や『シューイチ』(日本テレビ系)、『Mr.サンデー』(フジテレビ系)、30日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)もこぞって城島の結婚を祝福したが、いずれも山口達也の姿が映り込んだ映像がごく自然に流された。山口達也はあの事件以降、テレビ映像からは姿を完全に消されていたが、唐突な解禁は一体なぜなのか。
TOKIOの年表から山口達也の存在は消されていた
2018年4月に山口達也が未成年への強制わいせつで書類送検されてTOKIOを脱退、ジャニーズ事務所を退所してからというもの、地上波のテレビ番組からは、山口の存在が “なかったこと”にされていた。
たとえば、昨年12月放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)では、TOKIOの前身となるバンドグループの結成秘話が紹介されたが、その初期メンバーだった山口の映像はおろか、名前さえ紹介されなかった。
また、今年6月に放送された『TOKIOカケル』(フジテレビ系)では「ジャニーズ年表」というジャニーズ事務所のグループの歴史を振り返るという企画があったが、ここでもTOKIOの歴史において山口達也の存在は消されていた。
テレビ番組でメンバーが山口の名前を出すことも一切なく、その存在は徹底的にアンタッチャブルなものとされてしまったようだった。
しかし、山口の不祥事からおよそ1年半――リーダー城島の結婚という祝事をきっかけに、突然の“解禁”。その裏にジャニーズ事務所の大号令があったことは間違いない。
城島茂のTOKIO存続宣言
山口達也が脱退してからTOKIOは音楽活動を休止している。だが28日の結婚発表会見で城島は、TOKIOの音楽活動再開を示唆した。
今年デビュー25周年を迎えたグループについて「物事は始まりあれば終わりがありますが、終わるのは簡単ですが、続けていくことは大変。自分たちの意思が大切。30年、40年と続けていきたい」と宣誓した城島。
続けて、TOKIOの今後の音楽活動についても「長瀬(智也)とは、またやるとしたらどういう形にしようかと。音楽含めて何かのタイミングがあるんじゃないかと。でも曲は書こうと思って書けるものではないので、自然と生まれてくるんじゃないかなと思いますけどね」と明かした。
今年は長瀬智也が音楽活動のできない現状に不満を訴えており、グループ脱退を希望しているとの報道が相次ぎ、TOKIOの“空中分解説”さえ囁かれてきたが、城島の発言はそうした噂を払拭するものと言える。
このTOKIO活動再開宣言、そして山口達也の地上波での映像解禁は、その“電撃復帰”に向けた下地づくりの可能性があるだろう。
山口達也「もう一度人前に出たい」
この夏、山口達也は「女性セブン」2019年9月12日号(小学館)に登場し、1年以上ぶりにメディアの取材に応じた。山口は強制わいせつの被害者への謝罪の言葉を繰り返し、TOKIOへの復帰についても「あり得ない」と否定。ただし、今後の展望としては「もう一度人前に出たい」という思いがあることを語っていた。
<私みたいに大きな過ちを犯した人間でも、謝罪を尽くして反省して更生して、許されることができたら、もう一度、輝けるんだ、ということを世間の人に見てもらいたいんです>
山口いわく、「人前に出る」ことは芸能活動だけに限らず、自分なりの表現の仕方を模索していくとのことだったが、もしTOKIOが、ジャニーズ事務所が山口を再び受け入れるべく動いているとしたら、それを断るだろうか。
ジャニーズ事務所が「山口をTOKIOに復帰させる」と通達しさえすれば、事態は急速に動く。テレビ局はもとより御用メディアの週刊誌やスポーツ紙がそれを批判するとは考えられず、復帰応援ムード一色になるだろう。良くも悪くも、いまだにジャニーズ事務所にはそれだけの絶大な力があるということだ。
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