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日刊サイゾー トップ > 社会 > 政治・経済  > 内閣改造は消化試合だった!?
小泉進次郎、今井絵理子のほかにも……

スキャンダル議員だらけの内閣改造、11月解散までの消化試合だった⁉

安倍晋三

 第4次安倍晋三再改造内閣が11日、発足した。

 フリーアナウンサー・滝川クリステル(41)との電撃婚で世間を騒がせた小泉進次郎氏(38)の環境大臣での初入閣が話題となったものの、その他の新閣僚の顔ぶれには批判も多い。対立する石破茂元幹事長率いる「石破派」からの抜擢がゼロだったのに対し、安倍首相の出身派閥「細田派」から最多4人を登用したほか、文科相に就任した萩生田光一氏ら側近で固めた人事に「在庫一掃」「でがらし」などと揶揄する声が絶えないのだ。

「新閣僚の中には、スキャンダルを抱える議員も少なくない。経産相に抜擢された菅原一秀氏は2007年に選挙違反疑惑が報じられたほか、16年には愛人を名乗る女性が『25歳以上は女じゃない』『子どもを産んだら女じゃない』など同氏から浴びせられたモラハラ発言を暴露。復興相の田中和徳氏は、指定暴力団稲川会系の関連会社へのパーティー券販売が明るみに出た。中でも“”最も危ない”とされているのが、国家公安委員長と防災相に抜擢された武田良太氏だ。九州の暴力団との関係が取り沙汰されたほか、支援団体や企業との金銭トラブルのウワサもある。武田氏に関しては、複数の週刊誌がスキャンダル探しに動いており、いつはじけるかわからない“時限爆弾”を抱えているようなもので、この顔ぶれで消費増税を控えた難局を乗り切れるとは到底思えない」(全国紙政治部記者)

 内閣改造に伴って副大臣と政務官の人事も行われたが、こちらも評判は芳しくない。中でも永田町関係者からため息が漏れたのが、ダンスボーカルグループ「SPEED」のメンバーで歌手の今井絵理子氏の、内閣府政務官への抜擢だ。当選1期でのスピード出世だが、17年に起こした神戸市議との不倫騒動で失墜したイメージは、いまだに回復しているとは言い難い。

「安定」とは程遠いように映る布陣だが、永田町の一部には、この人事を見て「秋の異変」を感じ取った者もいたという。

「実は、改造前から『11月解散説』がウワサになっていた。参院選で『消費税廃止』を掲げた、れいわ新選組が躍進したように、国民の間では現政権の経済政策への不満が高まっている。10月の消費増税によって家計負担が重くなる一方で、デフレ脱却に不可欠な賃金上昇は追いついていない。政権側もこの空気を感じ取っているはずで、失地回復のため、『増税凍結と憲法改正の是非を問う』として解散に打って出るのではないか、との見方が出ていた。そんな中、露骨な身内びいきが目立つ人事が発表された。解散を見越して『ご褒美的な意味合いでポストを盤振る舞いしたのではないか』と解釈する者が少なくなかった」(永田町関係者)

 地方では、この臆測を裏付けるような動きも見られる。

「ある野党幹部は、11月から借りられるようにと、自身が出馬を狙っている選挙区で事務所探しをしているという話だ。選挙区内での支持者回りにも力を入れ始め、解散選挙に備えて動きを活発化させているように映る」(同)

 悪評紛々の閣僚人事は、いわば2カ月間だけの消化試合に補欠部員を記念出場させた、というのが実情のようだ。

最終更新:2019/09/24 20:00
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