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バチェラーレビュー

『バチェラー3』は悪魔だらけ? 大本命のプロ彼女っぽさ、壮絶な過去の告白に漂う計算臭

犬を前に流した涙は計算?(エピソード2)

 エピソード2で最初に行われたのは、ツーショットのヘリコプターデート。友永が相手として指名したのは、やはり岩間だった。

 上空で、はしゃぎにはしゃいだ2人。ヘリが着陸して地上に降り立つと、眼前に用意されていたのは赤いオープンカーである。

「神戸からフェラーリを持ってきました。これでドライブに連れていきます」(友永)

 その割に、ナンバープレートに「奈良」の文字が記されているのはなぜだろう……? 神戸から持ってきた謎の“奈良ナンバーフェラーリ”で2人はドライブを満喫する。目的地は夕日が見える絶景ポイントだ。

 車を止めた友永は、初対面時に岩間から受け取ったジャムを取り出した。夕日をバックに2人が行ったのは、ジャムの食べさせ合いっこ。同じスプーンでお互いがお互いの口にジャムを持っていってあげるのだ。これって、間接キスじゃないの! 出来上がったカップルにしか見えない2人。岩間をバックハグする友永は、静かに語りかけた。

「会ってすぐやねんけど、ほんまに好きになってほしい。好きになってもらうように俺は努力するし」(友永)

 すごいアドバンテージだ。ほかの参加者に対し、友永は「楽しもう」「いい思い出にしよう」的なことしか言っていないのだから。ここまで直接的な表現をしたのは、岩間に対してだけである。

 続いて行われたのは、グループデート。犬たちと戯れるドッグデートだ。犬を愛する友永は「“犬嫌いです”って言う人を僕は選ばないです」と断言! そんな中、異変が発生した。社長令嬢の高田汐美(26)がシクシク泣いているのだ。彼女は犬が嫌いなのか? ……と思いきや、「飼っていた犬が去年死んだから、見ると悲しくなっちゃう」と高田は涙の理由を明かした。責任を感じた友永は高田の手を握り、心から謝罪。そして、彼女をツーショットのクルーザーデートに誘った。

「やばい! うれしい!! 飼ってたわんこの愛が伝わったんだと思います(笑)。本当にわんこに感謝です」(高田)

 ここで野暮なツッコミをひとつだけさせていただきたい。忘れられない場面があるのだ。初めて犬を見た瞬間、確かに高田は「かわいいー!」と声を上げ、犬に手を振って駆け寄っていた。そんな大はしゃぎがあってからの唐突な大号泣。単に悲しみにフタをし、無理に明るく振る舞っていただけかもしれない。でも、これはバチェラーだ。どうしてもうがった見方をしてしまう。もしこれが計算だったとしても、功を奏すならば高田は褒められるべきである。

 高田とは逆に覚悟の足りなさを露呈したのは、看護学科に通う女子大生の浦田直佳(22)だった。来春に大学を卒業し、看護師になる浦田。そんな彼女に友永は「どこら辺で働くの?」と質問、浦田は「このまま何もなければ都内」と返答した。

 浦田からすれば「選んでくれるなら神戸に行きます」という遠回しの表現だったのだろうが、バチェラーという場で、その回答はヌルすぎる。大勢の女性の中から、友永は結婚相手を探しにきているのだ。だからこそ「どこでも働けます!」と、バシッと言っとくべきだった。案の定、浦田はほか2名と共に、このエピソード2で脱落した。

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