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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 小泉進次郎、デキ婚で失意の声も
週刊誌スクープ大賞

小泉進次郎、滝川クリステルとのデキ婚で多くのものを失い、後援者からは失意の声も……

 週刊朝日が、アスベスト問題を取り上げている。

 アスベスト(石綿)は、吸い込めば数十年後にがんの一種の中皮腫などにかかるリスクがある恐ろしいものだが、「静かな時限爆弾」と恐れられているように、対策が容易でない。

 全国でアスベスト被害は未だに見られるが、東京五輪や大阪万博を前に、石綿を含む建物は今も解体されていると週朝が報じている。

「例えば東京の旧築地市場。都は五輪開催前の20年2月末までに計155棟すべてを解体する。その半数近い72棟で石綿が使われており、除去が必要な面積は計8万平方メートル超。過去最大級とされる除去工事だが、すでに飛散が発覚している。

 都は3月、解体現場1ヵ所から都のマニュアルで定めた目安を超えるアスベストが検出されたと発表した。

 飛散を防ぐシートが適切に設置されていなかったという。都は作業員らに健康被害はないとするが、100%安全と言い切れるのだろうか。

 現在の規制では、除去時に作業場内や外部への石綿の漏えいを測定する義務すらなく、飛散状況を知ることができない。

 いつの間にか石綿を吸い込み、数十年後にがんになったとしても、原因がわからず泣き寝入りするしかないのだ。『静かな時限爆弾』は、見えないかたちで、みんなのすぐそばにある」

 人命軽視はこの国のお家芸のようなものだが、禍根を残さないためにも、早急に東京都は動くべきである。

 次は、週刊プレイボーイの硬派記事。福島第一原発事故は、地震によるものなのか、津波によるものなのか?

 その論争に終止符を打つ人物が出てきたのである。

 東電学園高等部を卒業後、東電に入社して、00年に退職するまで、原子炉の設計・管理業務をやってきた、自称「炉心屋」という木村俊雄である。

 彼の言葉を見てみよう。

「福島第一原発で起きたメルトダウンのような重大事故を検証するには、炉心の状態を示すデータの評価が不可欠。特に、炉心の中の水の流れを示す『炉心流量データ』は重要です。(中略)それで調べてみたら、東電はそのデータをひた隠しにし、4つの事故調にも一切正式に開示していないことに気づいたんです。これではどの事故調も炉心流量データの検証ができなかったのは当然です。

 そこで2013年7月に記者会見を開き、東電にデータ開示を迫ったんですが、『すべてのデータを開示した』の一点張りでまったく対応しようとしない」

 ところがそれが、思わぬところから出てきたというのである。

「当時の廣瀬直己社長(現副会長)が汚染水問題への対応で記者会見に出るようになり、記者から未開示データがあるのでは? という指摘に『すべてのデータを開示する』と答えると、あっさりと炉心流量データを出してきたんです」

 そのデータを見て木村は驚いたという。

「データを基に事故後の1号機のプラント挙動解析評価をしたところ、地震発生までは炉心の中に毎時1万8000tもの冷却水が流れていたのに、1分30秒後にはその流量がゼロになっていたんです。炉心には冷却水を送り出すためのジェットポンプが20台も設置されているんですが、その20台すべてがゼロ付近の値を示していました」

 やはり津波ではなく地震による事故なのか?

 木村は慎重に言葉を選んでいう。

「そこは注意してほしいんだけど、オレは福島第一原発のメルトダウンについて『津波が原因ではない』とか『地震が原因だ』とは言っていない。あくまで地震の後の1分30秒後にドライアウトが起きていた可能性が高いと言っています。それも、1号機の原子炉格納容器などを詳細に検証できない以上、まだ確言はできません」

 地震で事故が起きたと考えるのが自然だろうが、どちらにしても、いまだに原因がわからないのに、再稼働するなど正気の沙汰ではない。大地震が来るといわれるのに、原発など稼働させるのは、日本列島を壊滅させるに等しい。

 ところで1日の夜に関東地方を襲った台風の被害は大きかった。中でも、千葉県などで停電して、いまだに復旧していないところも多い。

 残暑の中、熱中症で亡くなる人が出ている。東電は想定外の被害だといい訳に終始するだけだ。なぜ国が動かないのか。自衛隊を動かしてソーラーパネルを大量に設置する、水や食料を配る、高齢者を体育館などに運んで、大型の発電気を置くなど、できることはいくらでもあるはずだ。

 西日本豪雨の時は動いたのに、なぜ、永田町と目と鼻の先の町には指令を出さないのか。

 電柱を地下に埋める。そういわれて何十年も経つが、私の家の前の通りの電柱はそのままだから、救急車や消防車が入れない。災害大国ニッポンは、大地震が来なくてもこのままでは壊れる。解決するのは東電ではなく政治であること、いうまでもない。

 今週の第1位は、文春、新潮の堕ちた偶像特集である。

 人間の評価というものは不思議なものである。あれだけ総理候補と騒がれていた小泉進次郎が、滝川クリステルとのデキ婚以来、次々に女性問題が明るみに出て、“好き者”イメージが定着してしまった。

 安倍首相の大嫌いな石破茂を2回の総裁選で推していたはずなのに、安倍首相に入閣を囁かれると尻尾を振って受け、彼には“節操”もないことが満天下に知られてしまった。

 早速文春は、「進次郎裏切り」と特集を組んだ。文春によれば、安倍の入閣の打診に進次郎は「頑張ります!」と明るい声で応じたという。

 子どもが生まれたら「育休をとる」とイクメン宣言したため、入閣すればできるはずはないから、今回は誘われても入閣は断るというサインではないかと報じたメディアもあったが、赤っ恥誤報だった。

 選択的夫婦別姓も一時は考えたなどともいったが、単なる思い付きのようである。

 新潮によれば、あれほど石破を推した進次郎のことを安倍は許していないという。だが、韓国への強硬策などで支持率が安定しているため、入閣させても以前のように注目されないと考えたそうである。

 私も、今回の入閣人事は、残っている大臣候補たちの救済策で、その中に進次郎も入れてやろうかという程度のものだと思う。なぜなら、環境相というのは、「最も軽量官庁」(環境大臣経験者=文春)だからだ。

 その上、原子力防災担当相も兼ねる。父・純一郎はゴリゴリの原発廃止論者である。さらに前任者が、「原発の処理水は海洋放出しかない」と捨て台詞を残して辞めた。安倍の周辺はこれで進めたいが、当然ながら福島の漁協は猛反対し、世論もこれを後押ししている。

 一つ間違えれば、総理候補どころではなく、陣笠に転がり落ちる可能性もある。

「小泉氏が成功すれば政権にプラス。失敗しても、首相候補から脱落するだけ。安倍首相にとって痛くも痒くもない」(自民党幹部)。

 進次郎は安倍の術中にまんまとはまったのかもしれない。

 当初、ファーストレディへの切符を手に入れたと騒がれた滝クリにも、厳しい視線が注がれている。女性セブンは、地元後援会関係者のこんな声を伝えている。

「“私らしく”生きると宣言するのは自由ですが、夫の地元である横須賀に住まず、披露宴もなく、結婚報告もロクにない。政治家の妻としては筋が通らないことだらけで、後援者からは、『なんのために彼女と結婚したのか』と失意の声が上がっています」

 セブンは、同じ青学出身で、やはりデキ婚だったが、たった4年で小泉純一郎と離婚した元妻・佳代子の“肉声”を伝えている。

 佳代子の知人によれば、滝クリに対しては、「無理することはないけど、はじめはきちんと頑張ってみた方がいい、そして自分の居場所、仕事を大切にしていった方がいい、自分のように失敗してはダメだ」といっているそうだ。進次郎とは会っていないが、テレビや新聞が近況を知らせてくれるから、寂しくないと話しているという。

 進次郎は、実母と暮らしている三男は結婚式に呼んだようだが、母親は招いていない。父・純一郎と似て冷たいところがあるのかもしれない。そうした彼の一面が、総理を目指す進次郎の躓きの一因になるかもしれない。(文中敬称略)

最終更新:2019/09/17 22:00
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