石田ゆり子を独身イジり「一度も結婚なさらずに…なぜ」明石家さんまのハラスメント芸がヤバイ
明石家さんまのセクハラ芸が止まらない。13日放送の『さんまのまんまSP』(フジテレビ系)で、広瀬すずや石田ゆり子、星野源らゲストとのトーク内容は、見事なまでに「セクハラのオンパレード」だった。
最初のゲストは広瀬すず。広瀬は現在21歳だが、さんまは<謙虚さがよい嫁さんになる><結婚しようか>と求婚する。さんまの「求婚芸」は今に始まったことではなく、最近では、浜辺美波や福原遥といった十代後半から二十代前半の女優にも、「恋愛対象」として求婚するようになっている。嫌悪感を抱く視聴者も少なくない。
さんまは女性と二人で食事に行くときは必ず“下心”を持っているといい、「口説かないのは逆に失礼」と考えているそうだ。しかし広瀬すずは、「自分が友達と思ってる方だと、(下心を)持たれてるほうがちょっと……」と、やんわり否定した。
女性にとって男性から“モテる”ことが重要で、女性も口説かれることを望んでいる……というのは、さんまの思い込みにすぎない。
また、石田ゆり子とのトークでさんまは、石田が結婚していないことを“不自然”なことだと強調し、過剰にツッコんでいた。
<おいくつになられたんですか>
<独身ですよね。一度も結婚なさらずに今日まで来られたんだ>
<妹さんは結婚されてますよね>
<なぜこんなきれいな人を独りぼっちにさせたんでしょうね>
石田も戸惑いの表情を見せており、同じくゲストであった星野源はさんまに対して<アメリカだったら社会問題ですよ。出会う人に全部求婚している人なんていないですからね。訴えられますよ>と、あきれ気味だった。
明石家さんまが「嫌いな芸人ランキング」で1位に
明石家さんまといえば、何本もの冠番組を持つ“大御所芸能人”だ。かつては俳優としても活躍していた。しかしここ数年は、ハラスメントやデリカシーのない発言で注目を集めることも多い。さんまが急にそうした行動を取るようになってしまったわけではなく、時代とともに価値観が変化しても、さんまが変化しないためだ。
たとえば、2017年12月放送の『行列のできる法律相談所 クリスマスザンゲSP』(日本テレビ系)では、桐谷美玲がさんまにセクハラをされたと告発。桐谷によると、「FIFAクラブワールドカップジャパン2016」の特別番組で共演した際、さんまは「桐谷。今夜、(クリスティアーノ・)ロナウドに抱かれておけ。未来の日本代表のためにロナウドのDNA、ゲットしてこい!」と進言したという。
このような時代錯誤なさんまの言動に、視聴者の好き・嫌いは二極化している。「日経エンタテインメント!」2019年8月号(日経BP社)では、「好きな芸人 嫌いな芸人 2019」と題したランキングを発表したが、それによると、さんまは「好きな芸人」で2位を獲得する一方、「嫌いな芸人」では1位となっている。昨年の「嫌いな芸人」では11位だったため、さんまの好感度が落ちていることは間違いないだろう。嫌いな理由としては、「ネタがつまらない」「キャラクターが嫌い」が多数であった。
こういった批判が彼の耳に届いていないわけではないようだ。
前出『さんまのまんまSP』で、広瀬すずに<結婚しようか>と投げかけたさんまは、スタジオ観覧者の引いた空気を察すると、<分かった養子にするわ><そういうことやな? 養子なら(世間は)許すんだ。結婚はあかんのか>とすぐに訂正した。
長年培ってきたジェンダー観をアップデートすることは難しいだろう。ただ、テレビは未だ強い影響力を持つ巨大メディア。さんまのジェンダー観をそのまま垂れ流すのはもう、無理がある。
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