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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 2021年大河主演の吉沢亮に物議に

2021年NHK大河ドラマ『青天を衝け』主演の吉沢亮、小物過ぎる配役に「受信料返せ」の声

アミューズ オフィシャル ウェブサイトより

 2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主演に若手俳優・吉沢亮が大抜擢を受けることが発表されたが、この報に首を傾げる視聴者が多いようだ。

 それも無理はない。現状では一般的に顔と名前すら、ハッキリと一致しない若手が大河の主演に起用されること自体、異例だからだ。

 同作の主人公は、“日本資本主義の父”と称された実業家で、新一万円札に描かれる渋沢栄一で、その生涯と幕末から明治の激動の時代を描いた近現代作となる。脚本は、NHK連続テレビ小説『風のハルカ』(05年後期)、『あさが来た』(15年後期)などを手掛けた大森美香氏が担当する。

 吉沢は昨年2月公開の映画『リバース・エッジ』で、主演・二階堂ふみの相手役に抜擢されて注目を集め、同年には『ママレード・ボーイ』(桜井日奈子とのダブル主演)、『あのコの、トリコ。』と2本の映画で主演を務めた。

 そして、現在放送中の朝ドラ『なつぞら』で、主人公・なつ(広瀬すず)の幼なじみ・天陽役を演じてブレークを果たした。タイミング的には、役の上で死亡したばかりで、一部で“天陽くんロス”が広がる中での発表ということで、NHKもかなり意識したに違いない。

 ただ、プライム帯の連ドラで一度も主演したことすらない吉沢の抜擢には、“時期尚早”の声も多いようだ。

「大河の主演は“大物”が務めるものだというのが通例でした。近年、『平清盛』(12年)の松山ケンイチや、『花燃ゆ』(15年)の井上真央、『西郷どん』(18年)鈴木亮平といった、発展途上の中堅どころが起用された際も、やはり“時期尚早”の声が多数聞かれました。案の定、この3作品は視聴率的にも歴代の大河史上ワースト1位から3位となり、低迷しました。放送中で、低調な視聴率が続く『いだてん~東京オリンムピック噺~』の中村勘九郎、阿部サダヲも“役不足”感が否めません 。来年の『麒麟がくる』の長谷川博己は問題ないでしょうが、さすがに若手の吉沢が主演では“小物”感が強く、かなり厳しいでしょうね」(テレビ誌ライター)

 朝ドラを見ない層には、吉沢は『それ誰?』レベルか。特に中高年の男性にとっては、大河の主演が若手俳優では、なかなか思い入れを持てないだろう。それ以前に、吉沢はまだこれからの俳優で、ランクアップしていかなければならない立場だ。

「吉沢が、21年の大河が始まるまでの1年4カ月で主役級俳優に成長してくれればいいですが、『あさが来た』のディーン・フジオカのような例もあります。今後吉沢が伸び悩むようなら、視聴率は『いだてん』並みの不振を極めるリスクもあります。NHKではもう、大河に関してさじを投げたという見方もできますね」(前出・テレビ誌ライター)

 いうまでもなく、NHKは民放と違い、国民から徴収した受信料で成り立っている。従って、視聴者が満足できるような番組をつくることが責務である。それをしないなら、「受信料を返せ!」といったクレームにもつながりかねない。

「大河には莫大な制作費が投入されています。その資金源は受信料です。大河は“国民的ドラマ”と位置付けられてきましたが、作品にしろ、キャスティングにしろ、それにそぐわないような方向に進むのであれば、制作費を大幅に削るような努力も必要なのでは?」(テレビ制作関係者)

 早くも不安いっぱいの『青天を衝け』。吉沢には、大河のスタートまでに、俳優としてジャンプアップしてくれることを願うばかりだ。

最終更新:2019/09/10 21:20
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