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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 報ステ責任者が女子アナに強制キス
週刊誌スクープ大賞

テレビ朝日は根腐れ? 『報ステ』責任者による出演女子アナへの「強制キス」手口が明らかに

 さて、小泉進次郎の評判が結婚公表以来、ガタ落ちである。次々に出てくる女子アナとの交際疑惑のためだけではないだろうが、政治家としての評判もこのところ芳しくない。

「いまの小泉氏には人望が全くありません。国会改革でも、大きくぶち上げたはいいものの、ペーパーレス化の法案成立のための野党への根回しなどは先輩議員に丸投げ。ベテラン議員からは『組織がわかっていない』『お膳立てしてもらわないと政策が書けない』と評価は散々です」(政治部デスク)

 結婚の挨拶を菅官房長官のところへ先に行って、安倍首相を“ついで”にしたものだから、安倍を怒らせてしまったともいわれる。11日に発表される内閣改造でも、さほどいいポストは来ないのではといわれているようだ。

 政治は一寸先は闇。まだまだ小泉進次郎は青いということだろう。

 ところで、先週金曜日発売のフライデーを見てショックを受けた。私の好きなNHK『おはよう日本』のキャスター、和久田麻由子アナ(30)が結婚したというのだ。

 結婚式は8月30日、千代田区内の高級ホテルで挙げたという。入籍は2月にしていたそうだ。

 相手は一般人としているが、早稲田大学の競争部のスター選手で、駅伝界きってのイケメンだそうだ。純白のウエディングドレス姿がきれいだっただろうな。

 どこかの雑誌で読んだが、和久田アナはかなりのボイン(古いね!)だそうだ。羨ましい。

 京都アニメーションの放火事件の死者は35名だったが、8月2日に、京都府警が氏名を公表したのは10人だけだった。

 それに対して、メディアからも批判が起こり、25日後にようやく25名の名前を公表した。

 たしかに多くの遺族が、プライバシーが侵害される恐れがあるから公表しないでくれと申し入れをしていたことは事実だが、府警は原則通り、7月末には氏名を公表するつもりだったという。

 だが、超党派の「マンガ議連」の古屋圭司会長が菅に、慎重な取り扱いをしてくれと要請して、官邸→警察庁→府警へと指示が飛び、やむなく府警は発表を延期し、その後一部だけ公表したと、新潮が報じている。

 遺族の気持ちもわかるが、警察が恣意的に犠牲者を匿名、一部を公表をしないということを決めるべきではない。

 公表するかどうかを決めるのはメディアに任せるべきだと、私は考える。それは、その犠牲者が存在していたことの証になる、名前があってこそ悼むことができるという遺族の気持ちはもとより、警察が恣意的に匿名にすれば、「後から検証ができないフェイク情報があふれることが危惧される。犠牲者の人生をしっかり伝えることなくしては、加害者が犯した罪の大きさも本当の意味で伝えたことにはなりません」(水島宏明上智大学新聞学科教授)

 京アニの新作が6日から上映されている。そのエンドロールには犠牲者全員の名前が出ているそうだ。

 さて、吉本興業の芸人にまたスキャンダルである。お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(28)に、「少女売春あっせんで逮捕」された過去があったと、文春が報じている。

 兼近は北海道札幌市で、4人きょうだいの次男として生まれた。彼が定時制高校の時、父親が自己破産して離婚。母親と暮らしていたが生活が困窮したため、彼は中退して新聞配達や鳶職を始めた。

 月10万ぐらいを実家に入れていたという。兼近が18歳くらいの時、すすきのの大手風俗チェーンで働き出した。

 そこで札幌の高校3年の女子生徒に、携帯の出会い系サイトで知り合った男性といかがわしい行為をさせ、現金1万5000円を受け取らせていたそうだ。

女子生徒は、「小遣い欲しさに男性100人ぐらいと関係を持った」と供述していたという。

 11年11月、北海道警厚別署が兼近を売春防止法違反で逮捕した。兼近は、容疑を全面的に認め、罰金刑の有罪判決を受けたそうである。

 その後も、1,000万円の窃盗事件で逮捕されているという。兼近は事情聴取は受けたが、逮捕はされていないと文春に話している。

 そんな自分の過去を断ち切ろうとしたのだろう、上京して吉本総合芸能学院に入学した。EXIT結成後、わずか11カ月で単独ライブを行い、人気芸人の仲間入りをした。

 文春のインタビューで兼近は、「いつか絶対バレることなんで、吉本にはずっと話していて。絶対に誰かが気付くんで、それが今、文春さんが知ってくれたっていうことで正直嬉しかったです」といっている。

 テレビでいい人間の振りをしていたことが、きっと苦しかったのだろう。全部ぶちまけて清々したようだ。

 吉本からは、「誰にもいうな、絶対ダメ」だと念を押されていたという。吉本の隠蔽体質がここでも明るみに出た。

 兼近は去っていくとき、こんな言葉を残した。

「過去と他人は変えられないんで。未来と自分だけ変えていくんで」

 いいヤツかもしれないな、こいつ。

 ところが、この記事に吉本興業が大反発して、以下のような声明を発表したのである。長いが引用してみよう。

「株式会社文藝春秋社が発行する雑誌『週刊文春』(2019年9月12日号)において、弊社所属タレント『EXIT』兼近大樹(以下、『兼近』といいます。)について、過去に刑事処分を受けた事実があるという内容の記事(以下、『本件記事』といいます。)が掲載されております。

弊社所属タレントに限らず、ある者が刑事事件につき被疑者となり又は有罪判決を受けたという事実は、その名誉又は信用に直接関わる事項として、プライバシー権・名誉権による憲法上の保護を受けることが裁判例上確立しています。そして、その者が有罪判決を受けた後は、更生し、社会に復帰することが期待されているところ、公益を図る目的なしに前科に係る事実を実名で報道することは、不法行為を構成し得る行為とされております。

しかも、当該刑事処分が未成年の時点での犯行に対するものである場合には、成人後に犯した犯罪に対する刑事処分よりもその報道について一層の留意が必要であると考えられます。仮に、未成年時の前科に係る事実を、その事件から長期間経過した後に、正当な理由なく軽々に実名で報道することが許されるとすれば、未成年の者についてその後の更生の機会を奪ってしまうことになりかねず、社会全体として非常に危惧すべき問題であることは明白です。

本件記事は、兼近が未成年であり、弊社に所属して芸能活動を開始する前の2011年の時点における事実を、公益を図る目的なく報道するものであり、弊社所属タレントのプライバシー権・名誉権に対する重大な侵害にあたると考えざるを得ません。また、本件記事は、兼近が何らの刑事処分を受けていない事実についても、あたかも兼近が犯罪行為を行ったかのように伝えており、この点においても弊社所属タレントへの著しい権利侵害となるものです。

弊社としては、週刊文春の発行元である株式会社文藝春秋社に対し、事前に、①本件記事は公益性なく弊社所属タレントの前科を実名で報道するものである、②しかも、当該前科はタレントが芸能活動を開始する前の未成年の時点におけるものである、③さらに、何ら刑事処分を受けていない事実についても、あたかも犯罪行為を行ったものであるかのように報道するものであり、兼近の人権を著しく侵害するものであることを伝えておりました。しかし、文藝春秋社は、これらの点を全く考慮することなく、本件記事を掲載するに至っており、弊社としては、同社の報道機関としての倫理観・人権意識の希薄さについて大変遺憾に考えており、文藝春秋社に対し本件記事を掲載した行為について強く抗議するとともに、民事・刑事上の法的措置についても検討して参る所存です」

 たしかに吉本興業のいうように、その人間の過去の犯歴を開示することには慎重でなけらばいけないと思う。

 過去にも、犯歴を報じて、名誉棄損に問われたケースがある。ましてや兼近が未成年の頃のことだ。吉本興業のいい分は正しいとは思う。

 だが、兼近は、若者たちに影響を与える売れっ子芸人である。彼の生き方を理想とし、彼のように生きたいと考える若者もいるだろう。

 そのように社会的な影響力があり、兼近も、自分の過去を隠して生きていることに息苦しさを覚えていたと文春に話している。そうしたことを鑑みれば、まったくの公益性がないとはいえないのではないかと、私は思うのだが、事態の推移を見守りたい。

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