トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『べしゃり暮らし』主役は駿河太郎?

『べしゃり暮らし』第6話で思い出した、関西の有望株若手コンビ「ベイブルース」

テレビ朝日『べしゃり暮らし』

 8月31日に放送された『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)の第6話。衝撃的な藤川則夫(尾上寛之)の死去、残された相方・金本浩史(駿河太郎)1人だけのラジオ生放送という展開で思い出すのは、周囲から成功を期待された関西のある若手コンビだ。

第6話あらすじ 「死んでどないすんねん、ボケ。俺ら、ここからやろ!」

 念願だったNMC(ニッポン漫才クラシック)決勝進出の切符を手にしたデジタルきんぎょ。金本浩史(駿河太郎)は前の晩、相方・藤川則夫(尾上寛之)から「絶対おまえを笑わしたる」というメッセージを携帯に受け取っていた。

 藤川から関西弁をやめるよう指摘された上妻圭右(間宮祥太朗)は、藤川と同じ考えを持つ辻本潤(渡辺大知)と激しく衝突する。そんな2人に、突然、藤川の訃報が入った。

 全員が悲しみに暮れる中、金本だけは藤川の遺体を見て「しょうもない。何がおもろいねん」と吐き捨て、レギュラーを務めるラジオ番組に向かった。その態度に憤りを覚えた圭右は「藤川さんはあんたの相方でいられて誇りに思うって言ってたんすよ!」と、藤川の思いを金本にぶつけた。

 金本は圭右をラジオ局まで連れていき、藤川の席に圭右を座らせて生放送に臨んだ。すでに藤川の死はニュースになっており、リスナーも事実を知っていたが、金本は「我々デジタルきんぎょ、NMC決勝進出いたしました!」と発表。しかし、涙をこらえる金本は言葉が続かない。すると、黙って座っていた圭右が金本をフォローしようと勝手にしゃべり出し、なんとか場をもたせる。その後、ハガキのコーナーで友だちとケンカしたというリスナーからの投稿を読んだ金本は、涙を流して藤川のことを語り出した。

「言うべきことは言えるときにちゃんと言わなあかん」

「死んでどないすんねん、ボケ! 俺を絶対笑かすて送ってくれたんとちゃうんか? NMC決勝残ったんやぞ。笑わせろや、藤川! 俺ら、ここからやろ。死んだらあかんやろ。嫁子ども残してどないすんねん!?」

 かつて、金本はピンの仕事で2カ月アメリカへ行き、帰国後の漫才で藤川の急成長に驚いたことがある。

「努力する才能ってこういうことかって。誇りに思うてたんは俺のほうや」。

 そして、金本はNMC準決勝の出番直前に藤川に伝えたかったことを明かした。

「お前、たぶん、今一番おもろいぞ」

 NMC決勝当日、金本は圭右の実家の蕎麦店を訪れた。圭右の父・潔(寺島進)は金本にざるそばを振る舞い、金本は蕎麦を食べながら静かに泣いた。翌日、圭右はエセ関西弁をやめることを辻本に宣言し、お笑い養成所へ入学することを2人は約束した。

12
ページ上部へ戻る

配給映画