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【ラッパー対談】裏社会のリアルに自伝とマンガで迫った漢&TABOO1の危ない絆 グラフィティ・ライターの日常も!

ダントツで売れたラッパーの自伝

TABOO1 『ヒップホップ・ドリーム』が文庫本になったんだ?

漢 a.k.a. GAMI『ヒップホップ・ドリーム』(河出文庫)

 俺としては自分のヒップホップ哲学について語っただけで、あとは単純に面白い本になればいいなと思ってたんだよ。とはいえ、河出書房新社の人間から「ラッパーの自伝としてはダントツの売り上げです」と言われてるんで、その言葉は毎日噛み締めて生きてる(笑)。

TABOO1 よくよく考えると、『ヒップホップ・ドリーム」は普通に実名が出てくるし、内容的にかなり踏み込んでるよな。

 そこらへんは編集にうまいこと言いくるめられたのかも(笑)。俺、本当に本を読まないから、自伝ってこういうもんだと思ってたんだよ。でも、赤裸々だからこそ、いろんな人が興味を持ってくれたというのもあると思う。それに、この本を出したことでトラブルになったこともないし。レスポンスは概ねポジティブだね。

TABOO1 文庫版は単行本で出した後に起きたことも追加で書かれてるんだ。

 『ヒップホップ・ドリーム』を書いた段階では決着がついてなかったことを中心に追加してる。LIBRAとの裁判結果とか、『フリースタイルダンジョン』で晋平太とバトルしたときの真相とかね。俺としては単なる事後報告。そういえば、TABOO1も前にLIBRAから出したソロ・アルバム『LIFE STYLE MASTA』(2010年)の件で諸々“問い合わせ”してるらしいじゃん。次はそれをマンガに描けばいいんじゃない?

TABOO1 いやぁ、その話は描いてて楽しくなさそうだからな……。

 まぁ、楽しいことは大事だよな。『ヒップホップ・ドリーム』も基本的には楽しんで読んでもらいたいし。俺としては、読者はあの本から自分にとってプラスになることだけを吸収してもらえれば、うれしいね。

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