『24時間テレビ』の裏で、『バリバラ』&おぎやはぎ・矢作が愛を叫ぶ!
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みうらじゅん「(観覧車に乗る恋人より)俺らのほうが距離が近いからね」
『バリバラ』が放送されていた24日の深夜。別の局では、また別の形の愛が映し出されていた。
たとえば、『ゴッドタン』(テレビ東京系)。「冷やし中華はじめました」の歌ネタで知られるAMEMIYAが、芸人たちのエピソードを代わりにネタに昇華し歌い上げる「○○はじめました選手権」という企画が放送されたのだが、ここでおぎやはぎ・矢作から、ある発表が行われた。AMEMIYAは歌い始める。
「毎晩、西麻布で遊び呆けた人生。45歳になり、嫁をもらいました。一人暮らしから2人暮らしになり、そして今。父親の準備、始めました」
AMEMIYAは続ける。
「俺は父親を知らない。だから父親というものがわからない。だったら俺は、お前育てながら、父親として育っていきたい」
矢作は幼いころに両親が離婚、母子家庭で育っている。そんな情報も挟みつつ、歌はクライマックスへ。
「この先もし、お前がやりたいことがあれば、『お前がやりたいことは 俺はなんでもやらせてあげたい』。父親の準備、始めました」
生まれてくる子どもに対する父・矢作の愛の讃歌は、おぎやはぎの漫才に出てくるお決まりのフレーズを引用しながら 最高潮に達した。
あるいは、『新TV見仏記』(関西テレビ)。みうらじゅんといとうせいこうが2人で全国の寺と仏像を見て回る番組である。合間にスイーツを食べるコーナーもある。今回訪れたのは淡路島だ。
オープニングで2人が語るところによると、両者は一緒に観覧車に乗ったことがない。ただ、観覧車を臨むホテルで、2人でお酒を飲みながら夜景を眺めたことは2度ほどあるという。
みうら「観覧車に乗るほうならまだしも、その観覧車の夜景をホテルの窓から見てた俺らのほうが、距離が近いからね」
いとう「恋人度でいったら、観覧車って相当上だと思うんですよ。だけどそれを見てお酒を飲んでるのは、恋人度としてはMAXですよね」
みうら「当然『きれいね』は出たよね。『お前もな』が出るでしょ」
いとう「出ないでしょ」
いとうせいこう58歳、みうらじゅん61歳。ともにアラカンを迎えるおじさん2人の間の友愛。それを自分たちで恋愛に読み替えてネタにしていく会話のおかしみである。
そして、『24時間テレビ』。深夜25時ごろから、芸能人とその会いたくない人に仲直りしてもらう、という企画が放送されていた。で、そこに現在売り出し中の若手芸人、EXIT・兼近が出演。VTRによると、当時中学2年のときに付き合っていた彼女を、二股で傷つけてしまったという。彼女のほうは二股の現場を目撃し、男性不信に陥ってしまったとか。
そんな2人が番組で再会し、仲直りすることになるのだが、兼近は放送中も「盛りすぎ」と何度かVTRの不正確さに言及していた。また、ベトナムでユーチューバーをしているという元カノは、出演直後に動画をアップ。二股の現場を見たことはないし、男性不信になったこともない、番組のスタッフに兼近の悪いエピソードを求められた、付き合っていたころのことは今でもいい思い出だし、今回のことで兼近が嫌われてほしくない、というようなことを話した。実際に何があったのかはよくわからないけれど、とりあえず、どこかで何かがこじれているようだ。
夏の終わりも近い24日の深夜のテレビ。そこはまさにさまざまな形の愛、あるいはその不自由さが投影され、考えたり、感じ入ったり、笑ったり、なんだかなーと思ったりした企画展のようでした。
(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)
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