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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > くっきー!が行き着いた我流の境地

改名発表の野性爆弾くっきー! 芸人引退を決意するまでの“地獄”で行き着いた我流の境地

「お笑いで稼げへんなら、もっと好きなことやったろう」

 芸人引退を考えるも踏みとどまったくっきー!は、そこからある境地にたどり着いた。

「もう、お笑いのほうは『どうせ稼がれへんのやから、もっと好きなことやったろう』思ってましたね」

「『ダウンタウンみたいになりたい』とかそういうのはあるんスけど。だからといって、そういうネタをしようとかはないですね。ネタの作り方とかも学んだりしてないからちゃんとしたことがわからなくて。お客さんに合わすとかできなくて(笑)」

 7月8日放送『芸人先生』(NHK)に出演したくっきー!は西武園ゆうえんちを訪れ、同園の社員に哲学を語っている。

「私も芸人をやってまして、なかなか芽が出ず、やっとこさ芽が出たんですけど、私は頑なに『人と同じことをやらない』ってことを常々やってたんですよ。そして、今があるんです。絵も習ったことないんですよ、誰にも。全部、我流なんです。絵もそうなんですけど、1の1(最初)っていますやん。初めてその絵を描いた奴。人はそいつに聞くでしょ?  この1の1(最初)になりたいじゃないですか。人に習わず、他の案など聞かず、我流を貫いたらいいんですよ」

 くっきー! の哲学を知るほどに、彼にとって改名など大した問題ではないと理解できる。己がやりたいことを頑なに続け、それが今につながっただけ。

「でも、まあ、どうなんスかね。まだわからないですけどね、(芸人を)続けててよかったかどうか。億稼げてたらいいと言えるんでしょうけど」

 くっきー!は自身の野望について、以下のように語っている。

「なんとなくこうなったらええなーみたいなんはありますね。『週2、週3くらい働いて億稼げたらええなー』とは思いますねえ。極論を言えば、いかに楽して生きるかをずっと考えてるんで」

 名前を変えるだけで運気が上がり、今よりも売れるならば、改名など大した問題ではないということか。芯があるくせに、浮浪雲のような男である。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2019/08/23 14:00
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