”元アウトローのカリスマ”瓜田純士が大ヒットアニメ『天気の子』をメッタ斬り!
#インタビュー #瓜田純士
劇中歌は、ただただ耳障り
麗子 純士はお小言が多すぎる。小姑みたいで鬱陶しいわ。ウチは『君の名は。』のときもそうやったけど、終始涙が止まらへんかったわ。今回はネギを切っているシーンでも涙が出てきたもん。ネギやから泣いたんちゃうで。あの思いやり言うんかな。男女の距離が少しずつ縮まっていく感じにホロッと来たんや。
純士 なんで帆高が陽菜をそんなに好きになったのかもよくわからないけどなぁ。マックでハンバーガーをもらった程度のことで、「陽菜! 陽菜!」って、あそこまでなるかね?
麗子 それが思春期の恋やねん。些細なことから惹かれ合うもんやろ?
純士 あんなに思い込みが激しかったら病気だよ。もっとルパンのように、オシャレにできないもんかね。
麗子 普通の男の子やもん。そんなん期待したらアカンわ。
純士 宮崎駿の作品だって、普通の人が登場するけど、もっと壮大な物語があるじゃん?
麗子 駿に近ない?
純士 近くないよ。
――新宿が主な舞台だったことに対し、奥様はどのように感じましたか?
麗子 ウチは新宿在住やから、めっちゃうれしかった! 街の再現度がすごかったですね。あ、ここ行ったことある! あ、ここも知ってる! って感じで、物語に一層入り込みやすかったです。
純士 バイトがなかなか見つからず、行くあてもなく新宿をさまよう。そして人の冷たさに打ちひしがれながら、野良猫に餌をやる。その展開が古いっつーの。そもそも家出してないで早く帰れよ。なぜ帰らないのかの説明もないし。
麗子 思春期の男の子はいろいろあんねん。音楽もアカンかった?
純士 ただただ耳障り。音楽って、ここぞの場面に取っておかないとダメだと思うんだけど、この映画では「曲を流すのは今じゃねーから!」のオンパレード。あんなにしつこく流されると、耳と心が疲れちゃう。
麗子 そんなん言わんといて。RADWIMPSも最高やったけど、あの女性ボーカル(三浦透子)の歌は、あいみょんの100倍よかったやん。
純士 あんな場面で使われたら、あの歌手もかわいそうだよ。
麗子 純士の心ない言葉の数々を、純粋な新海監督がもし読んだらと思ったら胸が痛い……。かわいそうやわ……。
純士 ぜひ読んで傷ついてほしい。そして、次回に生かしてほしい。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事