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日刊サイゾー トップ > カルチャー > 映画  > 安倍首相、あの俳優に大人の対応

安倍首相、三谷幸喜との懇談で「あの俳優の名前」が出ても大人の対応で乗り切る深慮遠謀

安倍晋三首相

 安倍晋三首相が11日、都内で映画『記憶にございません!』(9月13日公開)の試写を鑑賞した。同作品を鑑賞後は、メガホンを執った三谷幸喜監督と懇談したことを、各スポーツ紙が報じた。

 同映画は、史上最低の支持率を記録し、「史上最悪のダメ総理」と言われた総理大臣・黒田啓介(中井貴一)が、投げられた石が頭に当たって記憶を失ったのをきっかけに、心を入れ替え理想の政治に取り組み出す政界コメディー。

 各紙によると、大学の先輩・後輩にあたる安倍首相と中井が、今月2日に食事をした際、映画のことが話題に。安倍首相が鑑賞を希望したことから試写が実現したという。

 三谷監督から映画の感想を問われた安倍首相は、「記憶にございません!」と笑わせ、三谷監督が「ムッとしてないですか?」と恐る恐る聞くと、安倍首相は「してないですよ」と笑顔で応じるなど、終始和やかなムードだったというのだが…。

「集まった報道陣は2人の懇談を聞いているだけで質問はNG。しかし、キャストの中に安倍首相をめぐる発言で炎上してしまった佐藤浩市がいただけに、佐藤に関する発言が期待されました」(ワイドショー関係者)

 炎上したのは5月10日発売の漫画誌「ビックコミック」(小学館)に掲載された佐藤のインタビュー。

 佐藤は出演映画『空母いぶき』のPRでインタビューに応じたが、自らが演じた首相役に話が及ぶと、「ストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまう設定にしてもらった」と、かつて潰瘍性大腸炎を患った安倍首相を揶揄するような発言。

 さらに、「最初は絶対やりたくないと思いました(笑)。いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残ってるんですね」とも発言していたのだ。

「懇談の際、三谷監督作品のファンだという安倍首相は、『THE 有頂天ホテル』(06年公開)の国会議員役に言及。三谷監督は『佐藤浩市が(演じました0』と説明したので一瞬緊張感が走ったようですが、安倍首相はさっと受け流したようです」(同)

 長期政権を築いた安倍首相だが、極力“私見”は口に出さないようだ。

最終更新:2019/08/16 10:00
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