杏&仲間由紀恵の復帰作『偽装不倫』はなぜ視聴率が低迷? 日テレ注目ドラマの”痛恨ミス”
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杏が主演する日本テレビ系の注目ドラマ『偽装不倫』(水曜午後10時~)が、下馬評が高かったにもかかわらず、苦戦を強いられている。
初回10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進し、第2話では11.2%と2ケタに乗せたが、第3話以降、9.0%→9.8%→9.4%と3週連続1ケタ台で、第5話までの平均視聴率も9.9%と10%を割り込んでしまった。
杏は2013年後期のNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』でヒロインを演じ、同作は平均22.4%と大人気を博し、一躍大ブレークを果たした。その後、主演した連ドラは『花咲舞が黙ってない』第1シリーズ(14年4月期、日テレ系)が16.0%、『デート~恋とはどんなものかしら~』(15年1月期、フジテレビ系)が12.5%、『花咲舞』第2シリーズ(15年7月期、日テレ系)が14.5%と、立て続けにヒットし、“高視聴率女優”と称されるようになった。
しかし、16年5月に第1子・第2子となる双子を、17年11月に第3子を出産し、育児に重きを置くため、同作以降はドラマ出演を控えていた。今回、実に4年ぶりのドラマ復帰作とあって、日テレ、ドラマファンの期待は高かったはずだ。
また、脇役で出演の仲間由紀恵も昨年6月に双子を出産後、『相棒season17』(テレビ朝日系)でのスポット出演で女優復帰を果たしたが、連ドラレギュラーとなると、今作が出産後初とあって、こちらも注目を集めていた。
『偽装不倫』は、実写化された『東京タラレバ娘』『海月姫』などでおなじみの東村アキコ氏の同名漫画が原作。32歳独身で、婚活に疲れた派遣社員の主人公・濱鐘子(杏)がひとり旅の飛行機の中で、年下のイケメンカメラマン・伴野丈(宮沢氷魚)と出会い、“既婚者”とウソをついて恋に墜ちる物語。さらに、鐘子が同居する姉・吉沢葉子(仲間)は夫・賢治(谷原章介)の存在がありながら、“独身”と偽って、年下のボクサー・八神風太(瀬戸利樹)と不倫しているという構図になっている。
「過去の杏主演ドラマは、脚本がよかった点が高視聴率につながった側面がありました。杏を支えた準主役が『花咲舞』では上川隆也、『デート』では長谷川博己という演技派だったのも功を奏したものと思われます。その意味でi言うと、『偽装不倫』は準主役が、無名に近い宮沢ではちょっと厳しいわけです。演技力もまだまだですし、“イケメン”役にしては、そんなに秀でたルックスではなく、正直役不足感が否めない。これは”痛恨ミス”で、そのあたりが視聴率の低迷につながっているのでしょう。また、私生活ではイケメンの夫(東出昌大)と3人の子宝に恵まれて、幸せいっぱいの杏が、いくら婚活してもモテない女子の役という設定にも無理があり、視聴者も感情移入しづらいのでは?」(テレビ誌関係者)
かくして、4年ぶりにドラマに戻ったものの、復帰作が低迷中の杏。この先、なんとか巻き返して、2ケタ台を死守しないと、“高視聴率女優”として、今後の仕事に影響を与えてしまいかねない。
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