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日刊サイゾー トップ > 社会 > 政治・経済  > 進次郎&滝クリの結婚、党内では

進次郎&滝クリのデキ婚が永田町で大不評! 党内からは「客寄せパンダ失格」の声も

小泉進次郎

 日本中に衝撃を与えた、自民党の小泉進次郎衆院議員と、フリーアナウンサーの滝川クリステルの結婚&妊娠発表。自民党の「プリンス」が年上の人気キャスターと「デキ婚」するという電撃発表だっただけに、永田町にも動揺が広がった。自民党のあるベテラン秘書は、渋い表情でこう話す。 

「会見での滝川さんの勝ち誇ったような顔が何とも印象的だったね。年上の経験豊富なキャスターに、してやられたといったところか。政治家とて、人気商売。進次郎は、これで主婦層など女性人気が落ちないことを祈るばかりですよ」

 一時期のブームほどではないにせよ、進次郎氏の人気はいまだ健在。選挙応援にいけば人だかりができ、街を歩けば黄色い声援が飛ぶ。女性、若年層の支持拡大を図りたい自民党にとって、独身でさわやかな進次郎氏はかっこうの「客寄せパンダ」だった。

 だからこそ、ときに党の方針と違うことをメディアで発信することも許容され、それが安倍一強による強権政治の「ガス抜き」にもなっていた。しかし、今回の結婚によって、そうした「利用価値」がなくなるのではないかと危惧されているのだ。

「いい年した大人が結婚前に”デキ婚”とは、保守的な自民党支持層には、やはり受けが悪い。しかも、妊娠が発覚してから8月7日に結婚発表するまで、婚姻届も出していなかったわけでしょ。これはどういうことかと疑問に思う女性は、たくさんいるんじゃないか」(前出・秘書)

 確かに、2人が横須賀市役所に婚姻届を提出したのは、結婚発表をした翌日の8月8日。結婚&妊娠の発表は安定期を迎えてからという配慮は理解できるにしても、妊娠が発覚した時点で2人に結婚の意志があれば、先に婚姻届を出しておくことは十分に可能だったはず。

 それを安定期まで待つというのは、「もしも」のことがあったら結婚自体をなかったことにするつもりだったのか……という邪推されかねない。そうなれば「だらしない男」として進次郎氏の人気が急降下する可能性が出てくる。自民党はそれを恐れているようだ。

 さらに進次郎氏が不評を買ってしまったのが、8月7日にツーショットで囲み取材に応じた首相官邸での会見だ。

 当日、小泉氏自らが安倍晋三首相と菅義偉官房長官の元に出向き、官邸で2人に結婚を報告。その帰りに官邸内で取材を受けたことについて、一部から「結婚を政治利用している」と批判を呼び、東京新聞も「劇場型、踊らされ 『小泉議員、滝川さん結婚』官邸で異例発表」(8月9日付)と皮肉った。

 自ら首相と官房長官に結婚報告をして、その様子を囲み取材で滔々と記者に語る進次郎氏の姿は、自民党内部からも鼻白む声があがっているという。政治部デスクが解説する。

「9月半ばの内閣改造、党役員人事をにらんでの『猟官運動か』といぶかる議員もいます。進次郎氏は安倍首相の“天敵”である石破茂と近いため、これまで入閣をほのめかされても固辞してきた。それなのに、今回は結婚というごく私的な報告を、9月の人事を前に、わざわざ首相官邸まで出向いて行っている。結婚を機に、人事での厚遇を首相にアピールしていると捉える人はいるでしょう。無難な五輪担当大臣などで初入閣を果たすようなことになれば、進次郎氏に対するベテラン議員たちの嫉妬は、より強くなる。そうなれば、進次郎氏は今まで以上に自民党内部の権力闘争に巻き込まれることになります」

 生き馬の目を抜く永田町では、人気者同士の結婚でも祝福ムード一色とはならないようだ。

最終更新:2019/08/10 14:32
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