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日刊サイゾー トップ > 社会  > 日本人戦死者の遺骨が野ざらし?

シベリアだけじゃない! 日本人戦死者の遺骨、いまだ数十万柱が野ざらし状態か

米兵とは大違い?

「沖縄戦で亡くなった人々の多くの遺骨は、戦後長い間放置されてきた。いまだに沖縄県民や日本兵が逃げ込んだ『ガマ』と呼ばれる洞窟には多くの遺骨が眠っているといわれている。戦後72年目の2016年に遺骨収集における国の責任を初めて明文化した『戦没者遺骨収集推進法』がようやく成立したが、国主体の収集作業が十分に進んでいるとはいえない状況です(地元紙記者)

 沖縄では遺骨が眠っている可能性が高い場所が判明しても、そこにすでに民家などの建築物が建ってしまっていたり、土地所有者が変遷してしまっているケースも少なくないという。

「沖縄戦では日本人以外に多くの米兵も犠牲になっているが、米軍はかなり厳密に戦死者の収容を行っているため、日本人の遺骨のように放置されたままになっているケースは非常にまれ。米軍には、行方のわからない戦死者を捜索・収容する特別班があるともいわれている。日本政府の意識の低さとは大違いです」(同)

「戦後レジームからの脱却」を悲願とし、憲法改正に拘泥する安倍晋三政権。しかし、過去の清算を進めるその姿勢とは裏腹に、まともな戦後処理すらできていない現実が次々とあらわになっている。

 勇ましい言説と民主党政権の悪口ぐらいしか能のない安倍首相は、いまだ黄泉の国をさまよう御霊に、どんな言葉をかけるつもりだろうか?

最終更新:2019/08/15 14:00
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