元SMAPへの圧力にマツコ・デラックスも加担で「はっきり嫌いだと確信」
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先週も触れたが、大船渡の佐々木朗希投手を、決勝戦で登板させなかった監督への賛否が喧しい。
新潮で、甲子園の怪物といわれた江川卓が、「僕が佐々木投手の立場だったら“投げたい”と言ったでしょう」といっているが、「ただ、40年も経って時代は変わった。アメリカの練習方法、考え方も入ってきた。その意図は尊重すべきです。これは本当に悩ましい問題なんです」とも語っている。
佐々木は試合後、「投げたかった」とひと言いった。監督は新潮によると、「“壊しては一大事だから早く自分の手を離れてほしい”とこぼすこともあった」と、野球部の関係者が話しているが、それが正直な気持ちだったのではないか。
今年も猛暑の下で甲子園大会が行われる。早く1試合100球という球数制限をしないと、故障者が必ず出る。すぐには出ないかもしれないが、プロに入ってから故障する。
今回の騒動を奇貨として、朝日新聞を始めとする大会関係者は速やかに動くべきだ。
京都アニメーションを襲って火を放ち、35人もの人を死に至らしめた青葉真司(41)容疑者の「動機」が、少しずつ判明してきたようだ。
新潮によれば、青葉は犯行前に、宇治市を歩き回っていたという。宇治橋西詰交差点、JR宇治駅、宇治橋通り商店街の西端などだが、これらはいずれも京アニが制作した人気アニメ『響け! ユーフォニアム』に出てくる「聖地」とされた場所だった。
中には土地勘が無ければ立ち寄ることが難しい場所もあるので、青葉はアニメのことを熟知していたのではないかといわれているようだ。
その青葉は、火傷がひどく、皮膚移植などをして、何とか意識は戻ったと報じられているが、詳しい医師は、感染症のリスクがつきまとい、急変して命を落とすこともある状態だという。
何とか回復させて、動機を白状させ、大罪を裁かなければ、亡くなった人たちも浮かばれない。
吉本興業事件といってもよさそうだが、騒動は広がり、吉本興業の企業体質の問題に発展している。
だが、新潮は、社説で吉本批判をする朝日新聞に向けて、「従軍慰安婦誤報」をした朝日が何を偉そうにと、逆切れする始末。
古手の芸人・西川のりおに加藤浩次批判をさせ、島田紳助は「俺の出番は終わったわ」といい、惜しまれて引退した上岡龍太郎の昔の「芸人ちゅうもんはなんや言うたら、落ちこぼれ人間ですよ。社会のはみ出しもん。アウトロー。いわば暴力団と一緒ですから」という言葉を引用し、山口組の組員と兄弟杯を交わし、暴力、不祥事を重ねても、芸人として愛され、51歳で亡くなった横山やすしを懐かしむ。
現代は、今回の騒動を利用して、吉本興業は、所属芸人たちのギャラを上げろと要求する動きを見せていると報じている。
だが、安いから吉本興業のお笑い芸人を使っているのに、高くしたら製作費から足が出てしまうと、テレビ局側は飲まないようだ。
それに今度の件で、株主である在京5社から、事実確認の申入書が送られたようで、吉本興業の芸人たちが使われなくなる恐れもあるという。
吉本側は、宮迫だけを切り捨てて、難局を切り抜けようとしているようだが、やはり社長、それに大崎会長が何らかのけじめをつけない限り、テレビ局側も、世論も納得しないだろう。
ここで一息。
「ふりむくな うしろには夢がない ディープインパクトがいなくなっても すべてのレースは終わるわけじゃない 人生という名の競馬場には 次のレースをまちかまえている百万頭の名もないディープインパクトの群れが 朝焼けの中で追い切りをしている地響きが聞こえてくる」
1975年、ハイセイコーが引退した時、寺山修司がつくった「さらばハイセイコー」を、ディープインパクトに変えてみた。歴史的な名馬が7月30日早朝、17歳の若さで突然亡くなってしまった。寺山が生きていたらなんと歌うのだろう。
武豊はディープの走りを「翼を広げて飛ぶがごとく」と評した。その名前のように「強烈な印象」を競馬ファンに残して旅立った。引退レースとなった有馬記念の夜、西船橋の居酒屋で芋焼酎のお湯割りを3杯呑んだ。ディープの単勝で儲けたささやかな祝杯だった。
さて、7月27日に放送されたNHKスペシャル『半グレ 反社会勢力の実像』が話題だ。
大阪ミナミを闊歩する「拳月(ケンムン)」と「テポドン」と名乗る半グレの若者が顔を出して、自分は半グレという意識はない、犯罪とは無関係だと主張する。
あたかも「英雄」であるかのように取り上げているが、「拳月」は、K-1のリングにも上がったことがある元格闘家で、トラブルになった男に重傷を負わせるなど、複数の逮捕歴があるそうだ。
半グレのシノギの中で一番多いのは、振り込め詐欺などの特殊詐欺だそうだ。暴排法にも引っかからず、逮捕され、集団が解散しても、また集まってグループを作る半グレは、警察にとっても厄介な存在のようである。
そうした人間たちを、持ち上げ、組織拡大の片棒を担いだとすれば、Nスぺに問題ありだろう。
だが、こうした危険な存在が世間にはあるのだと知らせることも必要だ。Nスぺのスタッフが、どこまでそのことを考えて、このドキュメンタリーを作ったのか、知りたいものである。
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