KinKi Kidsのジャニーズ退所説はどうなった? 堂本剛「光一と歌いたい」でグループ継続希望か
ジャニー喜多川社長の死去、公正取引委員会から独占禁止法違反に触れる恐れがあると“注意”を受けるなど、激動の中にいるジャニーズ事務所。退所を希望するタレントが多数いるなどの報道も後を絶たない。KinKi Kidsの堂本剛と堂本光一も退所を噂されているタレントだ。
堂本剛がジャニーズ事務所からの退所を希望していると最初に報じたのは、「週刊文春」2019年7月4日号(文藝春秋)。記事によると、現在ジャニーズ事務所を全面的に取り仕切っているのは、ジャニー喜多川社長の姉・メリー喜多川氏の娘である藤島ジュリー景子氏だが、その体制に不満を抱えるタレントは少なくなく、堂本剛は「ジャニーさんが居なくなったら事務所を去る」と周囲に漏らしているとのことであった。
さらに、「週刊新潮」2019年7月11日号(新潮社)は、剛だけでなく堂本光一も退所したがっていると伝えた。光一はかねてより後輩の指導をする立場を望んでいたが、滝沢秀明にその座を奪われてしまったことがその理由だという。堂本剛と光一、もしくはどちらかがジャニーズ事務所を退所すれば、KinKi Kidsは解散するよりほかない。
ジャニー喜多川社長は7月9日に亡くなった。その後、二人に動きはみられたのだろうか。
堂本剛は「堂本光一と共に歌いたい」
7月11日公開の「週刊女性PRIME」は、ジャニー喜多川社長の訃報から一夜明けた10日に神奈川県民ホールで行われた、堂本剛のソロプロジェクト「ENDRECHERI」の公演内容を記事にしている。
同公演のMCで、剛は「とうとうジャニーが天に行っちゃったね」とジャニー喜多川社長の訃報を切り出した。ジャニー氏が旅立った9日の夜、剛はバラード曲を作っていたという。その時、なんと肩のあたりに“ジャニー喜多川社長が来た気配”がしたといい、そのまま一緒に創作活動をしたそうだ。出来上がった曲については、「もしうまくことが運んだらジャニーズみんなで歌いたい。『いやー、ちょっと』って言われたら、(堂本光一と)2人で歌いたい」と語っていた。
堂本剛がジャニー氏を慕っていたことには違いないだろうが、ジャニー氏がいなくなったからといって、長年を共にしてきたジャニーズ事務所や、堂本光一と築き上げたKinKi Kidsへの想いが消えるわけではないだろう。
堂本剛の「堂本光一と歌いたい」という発言を見るに、彼は今すぐの退所や解散は考えていないのではないだろうか。
堂本光一は“待遇改善”を申し出る?
一方で、堂本光一はどうだろう。
今月2日発売の「FRIDAY」(講談社)によれば、堂本光一は、ジャニーズ事務所がネットでの写真掲載を行っていないことについて「時代錯誤」を公然と批判しているという。いつ辞めてもおかしくない状態ではあるものの、ミュージカルでジャニーズの看板を背負えるのは自分しかいないと自負している光一は、事務所への“待遇改善”を求めるにとどまるとの見解を示している。
確かに、堂本光一は「日経エンタテインメント!」2017年4月号(日経BP社)のインタビューで、ジャニーズ事務所はCDの発売だけでなく、iTunes Store などでの“配信”もすべきだと語り、事務所批判とも取れる発言をしていた。
<個人的な本音としてはもう、配信は絶対積極的にやるべきだと思ってるんです。ただ、うちの事務所はネットに対して非常にお堅いので、ここは僕と意見が分かれるところなんですけど(笑)>
<便利なものはどんどん利用すればいいじゃん、って考えるタイプなんで(笑)>
けれども、これは光一がジャニーズ事務所の今後を考えるがゆえの発言だろう。ジャニーズ事務所は現在も一部の所属タレントの楽曲しか配信しておらず、ストリーミング配信にも参加していない。しかし、子会社のジャニーズアイランドの社長に就任した滝沢秀明が新しい風を吹き込ませ、ジャニーズJr.のデジタル事業はずいぶんと進んだ。今年3月には動画配信サービス「ISLAND TV」を開始し、ライブやJr.たちの日常を撮影した動画なども公開している。こうした動きは、光一の考えに近づきつつあるものだ。
今年6月に放送された『テレ東音楽祭2019』(テレビ東京系)、7月の『2019 FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)、『音楽の日 2019』(TBS系)といった夏の大型音楽番組では、『フラワー』などの名曲を披露してファンを沸かせたKinKi Kids。
以前と比較すると、KinKi Kidsとして活動する機会は減ったものの、今後も二人のペースでグループ活動を続けるというのが、ファンの望むところだろう。
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