高速道路上でBBQを楽しむ迷惑ドライバーが続出!「おなかがすいたから!?」
#中国
イタリアのベネチアでは、観光名所である「リアルト橋」の石段でコーヒーを淹れていたドイツ人観光客2人が、公序良俗に反するとして950ユーロ(約11万5,000円)の罰金を科せられるという事件が発生したが、中国ではそれをさらに上回る迷惑行為が、高速道路上で繰り広げられた。
「中国騰訊網」(7月24日付)によると今月20日、遼寧省鳳城市内の高速道路を走行していた警察車両が、道路の路肩で行われていた異様な光景を目撃した。何者かが車を停止させ、何かを焼いている姿があったのだ。警察官が車を降りて確認したところ、2人の男と1人の女が路肩で食材を焼いていたことが判明した。
つまり彼らは高速道路上でバーベキューをしていたわけなのだが、警察官に対する言い訳も理解し難いものだった。
記事によれば、この3人は両親とその息子で、高速道路を走行中におなかがすき、高速道路上でのバーベキューを思い付いた。そこで車に積んであった食材やガスコンロなどを路肩に並べ、バーベキューを楽しんでいたというのだ。警察の取り調べに対し、「4車線もあるし、大丈夫だと考えていた。サービスエリアにはガソリンスタンドがあるので、バーベキューをやるのは危険だと思って、ここでやることにした」と供述。車を運転していた父親には、違法停車を行った罰として、罰金100元(約1,600円)および免許点数の減点言い渡したのだった。
しかし驚くなかれ。中国で同様の事件が起こったのは、これが初めてではないのだ。昨年10月にも雲南省で、子どもを含む男女7人が、高速道路の路肩に車を止めてバーベキューを行うという事件が起きたばかりだ。この時は、高速道路がバーベキューの煙に包まれるなど、危険な状況になっていたという。
逆走やあおり運転など、日本の高速道路でも悪質ドライバーによるトラブルが後を絶たないが、中国ではいささか次元が違いすぎるようだ……。
(文=青山大樹)
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