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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 若手コント師、かが屋の真実
「第7世代」業界注目度No.1!

「第7世代」業界注目度No.1!“隅っこ”コント師、かが屋の真実

「新しい」と思われたい!

撮影中、男子高校生から声をかけられ、気さくに写真撮影に応じていた2人。

――賀屋さんの記憶の奥底にあるシルエットが、かが屋のコントになんらかの影響を与えていることはわかった気がします。

加賀 そうなのか……。

――小道具とかもあまり使わないし、衣装もシンプルですし。

賀屋 確かに、あんまり使ってはないですね。

加賀 しかも、コントに入る時の状況説明をしないので、だからこそシチュエーションが偏るというか。電車のネタが異常に多くて。つり革を持つ、リュックを前に背負う――これだけで電車になるから。本当に「『トレイン』っていう単独ライブやったら?」ってイジられるくらい。

賀屋 かが屋単独ライブ「トレイン」。

加賀 本当は昔、衣装や小道具にお金使いすぎて、しかもそれがどんズベりして。結局、自前の白Tシャツ、黒Tシャツ、下ジーンズってなっただけなんですけど。

賀屋 見た目地味だし……衣装も地味なほうがいいかっていう。

加賀 「声が小さい」みたいなことも、人に言われるまで「あ、僕たちは声が小さいんだ」って気づいてなかったんですよ。そういうレベルの人間だったので。

――お笑いスクールでは、一番怒られそうなところですよね。

加賀 ただ、「新しい」と思われたいとか「あいつらすごいな」って思われたいところはめちゃくちゃあって。学歴コンプレックスでしょうか、高学歴の人もいっぱいいる、上手な人、面白い人もたくさんいる中で、「なんでそんなことするの?」って思われるようなことをやらないと生き残ってはいけないとは思ってました。

賀屋 なんか違うことしないと。

加賀 なるべく誰の邪魔もしたくないっていうのもあって。たくさん芸人さんがいるライブだと、設定やキャラがかぶることがあるじゃないですか。できるだけ人の邪魔……嫌われたくないんで「コンビニのネタやりやがって」「面接のネタやりやがって」とか、なるべく言われないように。本当に「すみません」って端っこ、端っこを歩くという。

賀屋 メチャクチャ気にしいだから。

――2人の、これからの夢は?

加賀 自分たちの……いつか冠番組持ちたいっていうのはもちろんあるんですけど、何ができるかっていうのもまだわかってなくて。ネタのことは一生懸命考えてきたんですけど、それ以外のことって正直あんまり考えられてなかったっていうか。でも今、急にトーク番組に行かされたり、ギャップがすごくて。今後のことを本気で考えなきゃいけない時期だなぁとは思ってますけど。

賀屋 観るのはすっごい好きなので、自然と溶け込めたらめっちゃいいなぁとは思うんですけど。

加賀 食レポとかもやりたいよね。

賀屋 一番いいですよね。

加賀 母親やおばあちゃんは、テレビに出てる息子や孫がお笑いやってる姿より飯食ってる姿見れたほうが、絶対に安心すると思うんです。僕ら2人ともシングルマザー家庭なんで。

賀屋 そうなんですよ。だからね、お母さんには、ちゃんと食べてるんだって安心してほしい。あと、大河ドラマ出たいです!
(取材・文=西澤千央)

 

【出演情報】

●8/17(土)27:00~29:00/ニッポン放送『かが屋のオールナイトニッポン0(ZERO)』

●8/23(金)22:00~24:00/RCCラジオ『かが屋の鶴の間』(毎月第4金曜日) 

最終更新:2019/07/30 14:00
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