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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 若手コント師、かが屋の真実
「第7世代」業界注目度No.1!

「第7世代」業界注目度No.1!“隅っこ”コント師、かが屋の真実

放送作家オークラに憧れて……

賀屋壮也

――賀屋さんもその時、芸人を目指していたんですか?

賀屋 どちらかというと、放送作家希望でした。バナナマンさんがすごい好きで、オークラさん に憧れてたから。

――3人目のバナナマンですね。

賀屋 そうなんです。でも、就活も控えてて、どうしようかなと思ってたところに、新人で加賀が入ってきた。すごく運命めいたものを感じたのに、ちょっと思いが強すぎて、ファーストコンタクトで怖がらせちゃったっていう。

加賀 結構、熱い感じで「コント書いてるから見てよ」って言われて、5本ぐらい持ってきてくれたんですけど、全部人が死ぬコントだったんですよ。

賀屋 それが格好いいと思ってたんですねぇ(笑)。

加賀 僕はもう「ヤバイ」「この人は危険」って感じて。

賀屋 俺の部屋で見せたんだっけ?

加賀 部屋で……密室で……最後に人が死ぬコントを見た。

――ヤバイですね。

加賀 ヤバイとは思ったんですけど、僕としてはこれでミスったらもう終わりだと思ってたから……「ちょっと、俺中卒だからかなぁ、わからないのは」みたいな逃げ方した。

賀屋 そんなこと思ってたんだ、気使わせちゃった(笑)。

――今でもコントに、そのエッセンスは感じますか?

賀屋 でもまぁ、変な人が出てくるんです。

加賀 やっぱり、なんていうか、学生時代に「面白いね」って言われてたタイプではないので、どうしてもそういう感じになってしまう。

賀屋 だよね、そう。俺は、めちゃめちゃ隅っこにいましたね。

加賀 中学の時は、ものすごくいいポジションにいたんですよ。僕の幼なじみだった女の子が一番強い女ヤンキーで。

賀屋 女ヤンキー……。

加賀 生え抜き? なんていうんだろ? その、ヤンキーになる前の時代から仲良くしてたんで。

賀屋 生え抜きっていうの?(笑)

――野球選手みたいですね(笑)。

賀屋 進化前から知ってるってことだ。

加賀 そう、だからヤンキーの人たちとも仲良くできるし、自分の本来のポジションの人たちとも仲良くしてて。

賀屋 めちゃくちゃ格好いいじゃん。

加賀 無敵だったんですよ。それが高校に進学したら、僕は今まで女ヤンキーのおかげで友達ができてたっていうのをわかってなくて。友達の作り方がわからなくなっちゃったんですよ。そこから誰とも仲良くなれずに……。

――逆高校デビューですね

加賀 でも、学校行かなくなった一番の理由は別にあって。休みがちになっていた頃、一度“不登校児のプロ”みたいなスクールカウンセラーと面談したことがあったんです。その人が「何が好きなの?」って聞くから「お笑い好きです」。「へぇ、そうなんだ。誰が好きなの?」「ダウンタウンさんとか紳助さんとか好きですね」って言ったら急に顔色変わって「ダウンタウンなんか面白くないよ」「ああいう人を傷つけるような笑いをして」って、そのカウンセラーが。

――ああ……。

加賀 僕、むちゃくちゃケンカしちゃって、その人と。「見てますか?」「じゃあ、何見てますか?」「『ガキ使』とか『ダウンタウンDX』とか見てますか?」と。「見てない」って答えたカウンセラーに「見てないのに面白くないとか言うな!!」って、そこで飛び出しちゃって、完全に学校には行かなくなってしまいました。

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