「第7世代」業界注目度No.1!“隅っこ”コント師、かが屋の真実
#お笑い #インタビュー #かが屋
お笑い第7世代と呼ばれる芸人の中で、最も「新しい」と呼ばれる2人、マセキ芸能社所属・かが屋。黒いTシャツの加賀翔と白いTシャツの賀屋壮也が、身近にありながら今まで誰も目を向けなかった「日常の中の非日常」をコントであぶり出す。ガツガツでもギラギラでもないけど、見据える未来はかなりデカい。令和、それは“隅っこ”コント師、かが屋が真ん中を歩く時代である。
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――「第7世代」といわれる芸人さんたちの注目度がいま、急上昇しております。
加賀 第7世代という言葉のおかげで仕事をいただけて。
賀屋 本当にそうなんですよ。
――多くの芸人さんが「かが屋が面白い」と引き合いに出される現状については、どう思われますか?
加賀 ち、ちなみに具体的に誰が言ってたんですか?
――私が聞いたのは、ハナコの3人です。
賀屋 チャンピオンに……あぁ、うれしい。
加賀 信じられないけど、うれしい。
――考えてみたらお2人は、そういう賞的なものって……
加賀 はい、まったくないです。
賀屋 無冠中の無冠でございます。
加賀 決勝にすら行ったことがない。だからまだ、(世間の評価に)まったく追いついてないというのが実際のところです。いや、追いついてないというのも生意気なくらいなんですけど。
――まだ、あまり自覚はないですか?
加賀 どうにかこうにか、周りに引っ張ってもらってるというような。
賀屋 そうですね、本当に。
――「いま舞台袖に一番人が集まる芸人」という表現については?
加賀 ひとつだけ心当たりがあるというか……。全然ウケてなかった時に「声が小さすぎる」って言われてたことがあったんです。じゃあ、いっそのこと舞台上からまったく声がしてなかったら「何が起こってるんだ?」と思って芸人さんが袖に来てくれるんじゃないかと。
賀屋 あいつら何をしてるんだ? って。
加賀 静かにしてたらみんなが集まって……心配して集まってきてくれたという出来事があって。それから静かにできるネタってなんかないかなって、そういうことを試したりしてた時期はありました。芸人さんとかスタッフさんの印象に残ろうとしてましたね。もちろん、お客さんが一番ですけど。
賀屋 僕らと付き合いが長い芸人さんたちは「前は本当に声小さかったよね」って、みんな言います。
加賀 マジでそれはめちゃくちゃ悩んで、ひたすら腹筋してた時期とかありました。声を大きくするために。面白いネタ書くとか以前の問題……。
――今は声の小ささを逆手に取って……という感じですか?
賀屋 今はただ開き直って。もうそっちに近いと思います。
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