吉本興業 岡本社長のグダグダ会見は確信犯? 「恫喝は冗談」で論点逸らしの形跡も
#吉本興業 #岡本昭彦
「あれは確信犯だったのでは……」
そうした臆測が飛ぶほど、事態は混迷を極めている。
雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮ら吉本芸人11人が手を染めた闇営業問題。ことの本質は反社会的勢力との”距離感”のはずだったが、宮迫と亮が独断で謝罪会見を開いたあたりから、事態は予想外の方向へ。
鬼気迫る2人の姿が多くの芸人の胸を打ち、批判の矛先は吉本興業上層部に向けられ、極楽とんぼの加藤浩次は同社の岡本昭彦社長と大崎洋会長の辞任を要求し、それが通らなければ「俺は辞める」と宣言した。
「さらに岡本氏が芸能史に残る世紀の”グダグダ会見”を行ったことから、所属芸人はヒートアップ。若手芸人は会見で岡本氏がギャラ配分について『5:5、もしくは6:4』と話したことに、『嘘だ』の大合唱。騒動は事件の核心からどんどん逸れてしまっています」(ワイドショー関係者)
なかでも、効いたのは岡本氏の”パワハラ”に対する答え。宮迫と亮は会見で同氏から「おまえらテープ回してないやろな」と凄まれ「会見やってもええけど、それなら連帯責任で全員クビやからな」と恫喝されたと明かした。
これに岡本氏は「(パワハラ発言は)冗談のつもりで……」と返答。あまりのお粗末な答えに、会場に詰め掛けたマスコミも目を丸くするほかなかった。
「でも、その”冗談発言”によって、騒動は『反社と吉本』から、無能な上層部に対する批判に変わっていった。岡本社長の記者会見は宮迫と亮の会見から1日置いて行われた。シミュレーションする時間は十分で、パワハラ発言について聞かれることも予測できたはず。パワハラ疑惑に対しての『冗談のつもりで……』という回答は、炎上前提の”確信犯”なのではないかという声もささやかれています」(同)
実はフライデーで闇営業問題が報じられた先月から、同社には大手広告代理店の「危機管理チーム」が入っているという。事情を知る関係者によると「吉本側からのオーダーは批判を最小限に抑えることと、論点逸らし」とも。その結果、導き出されたのが、岡本氏を生け贄に差し出し、”パワハラ炎上”することだったのか。
「吉本が最も嫌がるのは、闇営業の根底部分をほじくられること。いまや吉本はお国と仕事をする立場になりましたからね。反社との関係が騒がれ、逆戻りするわけにはいかないのです」とはお笑い関係者。
そう考えると、危機管理対策は大成功だった?
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