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#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
ニューズウイーク日本版が、山本太郎の「れいわ新選組」を取り上げている。
私見だが、山本という人間はあまり好きなタイプではない。だが、今回の動きは注目に値すると考えている。
何しろ、重度障がい者の木村英子と、難病ALS患者のふなごやすひこを候補として引っ張り出したのだから。
ほかにも、蓮池透や「女性装」として知られる東大教授のやすとみ歩、創価学会員として沖縄辺野古基地建設を反対した野原ヨシマサなど、異色の面々を集めた手腕と努力は、賞賛に値する。
しかも、比例の1,2位を障がい者の2人にして、山本は3番目に退いたのである。
寄付も2億5,000万円を集め、街頭演説時に設けられるテントには、寄付する人の列ができたという。
異端児、ウケ狙い、売名など、山本には、こうした声が浴びせられることがある。それを軽く受け流し、テレビや新聞は取り上げないが、山本の選んだ候補たちは、多くの有権者たちの関心を集め、木村とふなごが当選するという快挙を成し遂げたのである。
ニューズでノンフィクション・ライターの石戸諭は、山本自身が体現するのは永田町エリートが独占する既得権への挑戦という物語だといい、山本の主張を左派ポピュリズムだと見ている。
「山本は『持たざる私たち』『将来に不安を抱えている私たち』という枠組みを新たに政治に持ち込もうとしている。彼らには既成政党が捉えきれていない、どこにも属せない『こぼれ落ちた人』の代表という意味が付与される」
石戸は、れいわが比例で当選させることができるのは1議席だろうと見ていた。だが、れいわのうねりは全国に広がり、予想もできなかった2人当選という夢を実現したのである。
実をいえば、私は、東京選挙区は既成左派の候補の名前を書いたが、比例は「れいわ」と書いた。
日曜日の東京は、朝雨が残り、昼前には上がった。いわゆる選挙日和であった。昼頃に投票所になっている小学校へ行ったのだが、割合、若い人の姿が目立った。
これなら投票率も上がる。そうなれば、野党票が伸びるかもしれないと期待したが、何のことはない、投票率は50%を切り、48.53 %という、戦後2番目に低いものだった。
年金、消費税、憲法改正という、大問題が争点になっていたはずなのに、この関心の低さはどうしたことだろう。
日本人の危機意識のなさか、もはや政治などに期待するのは諦めたということなのだろうか。
朝日新聞や毎日新聞は、改憲派が3分の2に届かずという点を強調して、憂さを晴らしているが、書くべきは、投票率の低さに象徴される、日本人の政治的な無関心であると思う。
ニューズの石戸が書いているように、野党がやるべきだったのは、無味乾燥な政治的建前をいい立てる枝野立憲民主党のようなやり方ではなく、将来に不安を抱えている若者、中年たちを抱え込むフレーズであり、反安倍闘争をお祭りにしてしまう知恵ではなかったのか。
安倍政権にうんざりしている有権者たちに、おざなりの政策を語るのではなく、香港のような、若者たちを中心にした「世直し」運動を広げていけば、関心も高まったはずである。
枝野や玉木のような知恵のない中年男たちには退いてもらって、いっそ山本太郎を立憲民主党の代表にしたらどうだろう。
山本が嫌なら、彼に代わるリーダーを大至急、衆院選までに見つけることだ。野党統一候補擁立よりも、そっちのほうが喫緊の課題だと思う。
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