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日刊サイゾー トップ > 社会  > 日本海沿岸を埋め尽くす韓国生ごみ
G20で海洋プラごみ対策合意も……

日本海沿岸を埋め尽くす、”韓国産生ごみ”の実態 周辺はキムチの腐敗臭が…

漂着ごみで埋め尽くされる日本海沿岸

 6月に大阪市で開かれたG20首脳会議(サミット)では、加盟国が海洋プラスチックごみ対策の国際枠組み構築に合意した。各国がレジ袋の廃止や植物由来の原料への切り替えにより、プラごみの排出を削減する方針が決まったが、日本と関係が悪化している韓国からプラごみだけでなく生ごみも漂着し、日本海沿岸の住民が迷惑を被っている。悪臭を放つ迷惑ごみの現場に入った――。

 細分化したプラスチックの粒が魚類の内臓から検出されるなど、海洋プラごみ問題が深刻化している。国際的な推計によると、韓国が排出する海洋ごみは世界ランキングで20位以内に入っていない。

 しかし、環境省が漂着ペットボトルを全国各地で調査したところ、山口県下関市と長崎県対馬市では、およそ半数が韓国製と判明。漂着ごみの被害は排出国の総量以外にも、距離の近さが深く関係しているようだ。

タッパー入りのキムチ
瓶の中に微妙に残ったまま漂着するキムチ

「早ければ1週間前に捨てたごみが流れ着く。暑くなると臭いがひどい」と憤るのは、西日本の日本海沿岸に住む住民の男性。実際に海岸を案内してもらったが、梅雨明けで間もなく海水浴客がやってくるというのに、砂浜のそこかしこに漂着ごみがたまっていた。

 漂着ごみは、地元自治体が環境省から補助金を受けて、業者に回収を発注する。自治体関係者に聞くと、「農薬の空き瓶、過酸化水素水など化学物質の溶液が残ったポリタンク、医療廃棄物といった危険物のほか、生ごみが流れ着く」という。回収した漂着ごみは、まとめて産廃処理場に持ち込まれるが、生ごみは漂着した時点ですでに腐っているため、処理場でも悪臭の原因になる。

ニンニクの詰め合わせも……

 住民が撮影した漂着生ごみの写真を見ると、プラごみと食品のカスを分別せずに捨てられたごみ袋、ネットに入ったニンニク、弁当の残り、瓶やタッパーに入ったキムチ、ヤクルトをパクッたような容器に入った健康飲料と多種多様。

 前出の男性は「特にキムチ入りの容器をよく見る。沿岸の人が捨てるのか、それとも漁船の乗組員が誤って落としたものなのか……」といぶかしがる。原因はどうあれ、キムチの容器が漂着した場所の周辺は、異様に酸っぱい臭いに包まれるという。

 こうした迷惑な漂着ごみの回収は、国と自治体の税金で賄うか、ボランティアに頼る以外ない。元徴用工への賠償をに日本企業に対して求める韓国の当局だが、ごみ排出の尻ぬぐいを日本がしていることなど、つゆほども知らないことだろう。

(文・写真=金正太郎)

最終更新:2019/07/22 21:00
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