ジャニーズ圧力問題、マスコミ関係者から「ジャニーさんの死を利用するな」の声
#ジャニーズ #ジャニー喜多川 #テレビ辛口研究所
さらに、「ようやく、本当にようやくだなと思います」とため息をつくのは、自身が今もジャニーズ事務所から名指しで圧力を受け続けている芸能記者B氏だ。
B氏は同じような圧力を受けている同業者が公取委に相談していると耳にし、公取委に「具体的事例」として、数カ月前に自身の情報を提供。その際には「ジャニーズ関連の窓口」が対応し、「参考にさせていただきます」と言われたのみだったという。
今回の報道によって、公取委がジャニーズ事務所を調査し続けてくれていたことがわかり、安心したと話すが、と同時に、こんな不安も漏らす。
「この報道があったのが、ジャニーさんの逝去後というタイミングであることがどうにも気になります。これではまるで『圧力はジャニー社長によるもので、今後はクリーンで風通しのいい事務所になる』というアピールをしているかのようで……」(B氏)
おそらく公取委とジャニーズ事務所の間では、今回の件について内々でなんらかの手打ちがなされていただろうとB氏。このタイミングで表に出たのはジャニーズ事務所の弱体化ではなく、印象操作にすら見えると話す。
「私に圧力をかけていたのは、メリー喜多川社長の側近で『番頭』といわれる人物でした。その際、ジャニーさんの名前を挙げ、社長の指示だと言っていましたが、スターの発掘・育成とステージを作ることに熱心で、些末なことに興味のないジャニーさんが、編集者や記者、カメラマンなどに圧力をかけるとは到底思えません。おそらくジャニーさんの名前をかたっていただけの可能性が高いと思います」(同)
ちなみに、この「番頭」なる人物、通常は各媒体にさまざまな圧力をかけているにもかかわらず、ジャニー氏逝去を報じ、美辞麗句を連ねて功績をたたえる特集を組む雑誌媒体には、気を良くして「どんどんやってください」と告げていたそうだ。
ジャニー氏の逝去とともに、イメージを一掃し、数々の圧力や闇の歴史を葬るつもりなのか? おそらく「黒幕」は今もジャニーズ事務所内でうごめいていると、B氏は語るのだった。
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