湘南ベルマーレのロッカールームの口論以上の衝撃! ドキュメントDVD『審判』
先月、とあるJリーグの映像が話題になった。
それは湘南ベルマーレのロッカールームの映像である。
3連敗を喫した試合後、選手が引き揚げてきた控え室には重苦しい雰囲気が漂っていた。その空気に切り込んだのが、ドンと腰をかけたベテランのGK秋元陽太だ。キレ気味にロッカーに戻ってきた1歳上の梅崎司へ追及を始めた。
「全然やってねえのにキレんじゃねえよ! 攻撃だけやって取られて守備しねえで、それでキレてんじゃねえ」
ロッカーでペットボトルを投げつけて怒りをにじませていた梅崎も黙ってはいない。声を荒げて言い返す。
梅崎「やってるよ!」
秋元「してねぇよ!」
梅崎「してるよ!」
秋元「自分だけそう思ってるだけなんだよ」
ロッカールームでの一触即発の様子を全国ネットの『スッキリ』(日本テレビ系)が取り上げたことでバズり、この映像が収録されていたベルマーレのDVD『NONSTOP FOOTBALLの真実 第5章 ー2018覚悟ー』はAmazonのベストセラーに。その後も『バイキング』(フジテレビ)などでも取り上げられ、現役Jリーガーたちもツイートするなど話題沸騰となった。
そんなDVDを手掛けたデータスタジアムが、今度はJリーグと日本サッカー協会(JFA)を巻き込んだDVDをリリースした。なんと、審判員の舞台裏を映したドキュメントDVD『審判~ピッチ上の、もう一つのチーム~』を発売したのだ。
審判員たちの試合中の会話を公開するだけでなく、ロッカールームもそのまま映し出し、さらには反省会までも収録されている。
特に衝撃なのが、選手たちのエキサイト感である。試合中の審判の音声を公開するのに付随して、選手たちの声も入っている。
映像で見る限り、あきらかなファウルでも選手たちは食い下がる。しつこいくらい執拗に審判に詰め寄る。それでも、審判は落ち着かせようと対応していく。
よくネットニュースなどで「日本のレフェリーはコミュニケーションをとらない」となどと監督や選手が不満を口にする記事を見かけるが、DVD『審判』では真逆の画が映し出されている。中には審判の注意を無視している選手もいた。
「これを公開してチームは怒らないのか?」と思ったが、だからこそデータスタジアムは、JリーグとJFAに協力を要請したのだろう。
このDVDで、サッカーの見方が変わることは間違いない。
■ドキュメントDVD『審判~ピッチ上の、もう一つのチーム~』販売ページ
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